メールマガジン『INFORMATION NEWS』

2015年5月11日

【JCON談話室】ドローンから想起する超高速開発

ドローンは首相官邸に落下した事件により一気に話題が沸騰しました。我々は以前よりAmazonの配送「Prime Air」としてのドローンを興味本位で眺めていました。「Prime Air」は注文から30分以内に商品をお客様に届けるという画期的な配送構想です。現在でもWEB注文した本が翌日、早ければ当日に到着することに驚かされますが、そんなレベルではありません。時間単位への戦いが始まっているということですね。

 

私たちコンサルタントのベーシックなフレームワークの中に「QCDF」というものがあります。「Q:品質」「C:価格」「D:提供」「F:柔軟性」です。時代はQ(よりいいものを)からC(より安く)へ。CからD(より速く)へ。そしてDからF(より柔軟に)へと変化してきていると思います。 

 

昨今、改めてスピード経営という古くて新しい言葉が語られています。Dの部分の「早さ」が着目されているのです。そのためには、効率よくデータを収集して意思決定を行い、実行に移し、一連のプロセスを迅速に回していくことが重要です。

 

ここでいうスピード経営は狭義の意味ですが、経営が統括しようとしているもの全てが、あまねくスピード感をもっていなければ意味がないでしょう。

 

例えば商品開発やシステム開発などがあります。経営者がいち早く意思決定をしても、実行段階でモタついていては話になりません。特にシステム開発は経営戦略を下支えする大事な基盤ですから、スピードの重要性は言うまでもありません。最近ではテクノロジーの進化もあって、高速開発というキーワードがいろいろなところで聞かれるようになりました。

 

システム開発といえば従来からウォーターフォール型が主流でした。これは、計画的にステップを積み重ね、その都度フィックスさせ、後戻りさせない手法です。比較的業務要件のブレが少なく、固定的な業務がシステム化対象だった時代にはマッチした形態でした。

 

ところが、外部環境がめまぐるしく変化する昨今、かなり先のビジネスの在り方を想像しながら、要件を決めていくことは難しくなってきています。そこで、プロセスを細分化して、決められる部分から試行錯誤して決めていくという、アジャイル型開発が注目されてきました。ウォーターフォール型が数カ月から数年かかるのに対して、アジャイル開発したものは数週間から数か月単位で、部分的なリリースが可能となります。

 

スピード経営を実現するために、これからのシステム開発は高速化ツールを利用して、柔軟にユーザー要件を組み込んでいくということが求められていくでしょう。ただし、アジャイル開発が万能ということでもないので、従来のウォーターフォール型開発と比較し、向き不向きを検討しながら利用するのが良いと思います。

 

下記にアジャイル開発が適しているプロジェクトの特徴を上げてみました。

【1】ビジネスモデルやビジネスプロセスに変化のあることが、事前に見込まれる時
【2】ゴールを実現するプロセスやインタフェイスが、現時点ではっきりしていない時
【3】ユーザー、IT部門、ベンダーがベストな姿を模索しながら進めるので、関係者の協調関係が築かれている時

 

JBCCでは、スピード経営を支援するためのいろいろなツールを、ハード/ソフト両面から提供しています。他社との差別化を図りたい、新分野に素早く進出したい時などは、是非ご相談ください。

 

(シニアコンサルタント 中小企業診断士:並木政之)

 

私たちJBCCのコンサルティンググループ(JCON)は、蓄積された豊富なシステム構築事例を背景に、お客様の経営に役立つシステム構築を、お手伝いしています。お客様とのセッションを通じて、顧客ニーズを明確にします。また、システム的なベストプラクティスを参照しながら、IT施策を提言しています。
JBCCのコンサルティングサービス例はこちら * http://www.jbcc.co.jp/products/plan/

 

 

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