今注目されている「メタバース」とは?浸透する背景とビジネスでの活用法

公開日 : 2022年03月11日
更新日 : 2022年04月11日

近年よく耳にするようになった「メタバース」。新しいものだと思われがちですが、実際には基礎となるシステムは以前より存在しており、徐々にビジネスの世界にも浸透してきています。
本記事では、メタバースの基礎知識と、メタバースのビジネス活用についてご紹介します。

目次

メタバースとは

メタバースが注目されている理由

メタバースで何ができるのか

メタバースのビジネス活用

まとめ

メタバースとは

メタバースとは、インターネットなどの仮想空間内に、現実の人間がアバターなどを作って存在するシステムを言います。語源は、英語で「より高次元」や「超越する」という意味を持つ「メタ(meta)」と、「宇宙」や「万物」を意味する「ユニバース(universe)」を組み合わせたものです。


メタバースの基本システムは、以前から存在していました。代表的なものがオンラインゲームです。オンラインゲームでは、プレイヤーのアバターを作り、インターネットを介して他のプレイヤーとコミュニケーションを取りながらクリアを目指します。これは、メタバースの先駆けと言えるシステムです。
メタバースはここに「高い自由度」をプラスしたものです。先述したオンラインゲームの場合、通貨の利用やアイテムの交換などは同じゲームの中でしかできません。しかしメタバースはこの垣根を取り払い、もっと広い範囲での利用を可能にします。

またメタバースと似たものにVRがありますが、VRを厳密に言うと「仮想空間を体験できるデバイス」を指すため、仮想空間そのものを示すメタバースとは違います。加えて、VRはデバイスを利用してひとりで仮想空間を楽しむのに対し、メタバースではインターネットを通じて他人とコミュニケーションを取ることをメインにしています。

メタバースが注目されている理由

メタバースは世界的に広く注目されています。メタバースが注目される理由としては、下記のようなものが挙げられます。

新型コロナウイルスによる対面制限

メタバースが注目される背景には、新型コロナウイルスによる対面制限があります。感染防止のために人との接触を避け、人の集まるイベントは軒並み中止になるなど、新型コロナウイルスによって、コミュニケーションや娯楽が大きく制限されるようになりました。

そういった中で注目されたのが「非接触型のコミュニケーションツール」です。人と直接会うことなくコミュニケーションが取れるWeb会議やセルフオーダーシステムなどの需要が大幅に増加。加えて、会場に行かなくてもイベントが楽しめる、オンラインイベントなども登場しました。

現在では、こうした技術が多くの企業で取り入れられています。メタバースは、非接触型ツールが一般的となる時代において、必要不可欠なシステムと言えます。

IT技術の進歩

IT技術が大幅に進化したことも、メタバースが注目される要因のひとつです。
メタバースには、優れたインターネット環境と空間を楽しむための高スペックなデバイス、メタバースを再現するための技術など、さまざまなものが必要です。以前の一般家庭ではこうした環境を整えることが難しかったため、メタバースを楽しむことができませんでした。しかし現在は、メタバースを十分に楽しむための高スペックな環境を、一般家庭でも用意することができます。

また、NFT(Non-Fungible Token)が生まれたことも、メタバースの注目と大きく関係しています。NFTとは「非代替性トークン」と呼ばれるもので「インターネット上のデータを唯一無二の資産であると証明するもの」です。
基本的にインターネット上にあるデータは誰でも見られるし、コピーも簡単です。そのため、これまではデータに希少価値があるという証明ができませんでした。こうしたデータにNFTを付与することで、それをひとつの資産と証明します。資産とすることでデータの価値を高め、オーナーの収益につなげます。

企業が注目している

メタバースは、企業も注目しています。特に話題となったのは、2021年10月にFacebookが社名を「Meta」に変更したことです。同社はもともとコミュニケーションを主体としたSNSに力を入れています。今後は同様のシステムであるメタバースに注力していくという意味合いを込めて、Metaという社名となりました。
Metaでは、すでにメタバースを利用したオフィスシステム「Horizon Workrooms」を運用しています。メタバースを利用する動きはMicrosoftやSONYなど、Meta以外の世界的企業でも見られます。

メタバースで何ができるのか

メタバースで何ができるのか
ここからは、メタバースで何ができるのかを具体例と共に解説します。

非接触での仕事やイベント

インターネットを介するメタバースでは、人と直接接触することなく、仕事やイベントを行えます。例えば、先述したMetaの「Horizon Workrooms」では、アバターの社員がメタバース内に集まって仕事をしたり、設置されたホワイトボードに自由に書き込んで会議をしたりすることが可能です。またclusterが提供するメタバースプラットフォーム「cluster」では、さまざまな仮想空間でイベントが行われており、自身のアバターを使ってそれらに参加できます。

オンラインで集まって行う仕事やイベントの方法は、すでにWeb会議やオンラインイベントなどで実現されていますが、アバターを利用しているメタバースでは「臨場感」が違います。実際に自分がその場にいる感覚が大きくなるため、より現実に近い形で仕事やイベントに参加できます。

買い物

メタバースでは、買い物も可能です。仮想空間に作られた街やお店の中をアバターで自由に歩いて、お客様に買い物をしてもらうことができます。
例えば、三越伊勢丹が提供する「REV WORLDS」では「仮想新宿」にある「伊勢丹新宿本店」で買い物が可能です。デパート内にはさまざまなお店が出店しており、そこで販売されているものはすべて、オンラインストアを通じて購入できます。

また、メタバース内では土地の売買も行われています。特に近年はメタバースが注目されていることもあり、メタバース内の土地の売買が盛んなようです。

観光

新型コロナウイルスの影響で景気が落ち込んでいる観光にも、メタバースは利用されています。観光地の風景を見たり、お土産を購入したり、観光イベントに参加できたりなど、メタバース内にある観光地を楽しんでもらうことが可能です。
例えば、あしびかんぱにーの「バーチャル沖縄」では、メタバース内に沖縄の街が作られており、沖縄の伝統芸能であるエイサーや三線のイベントに参加したり、マイスターがおすすめする沖縄土産を購入したりすることができます。
まずはメタバース内で体験をしてもらい、良いと思ったら現地での利用を促すといった使い方が可能です。

メタバースのビジネス活用

新型コロナウイルスや技術革新など、メタバースが注目されている背景を鑑みると、今後メタバースのビジネス活用が加速していくと思われます。

そんな中、Microsoftは「Mesh for Microsoft Teams」のプレビュー版リリースを、2022年の前半に行うと発表しました。Mesh for Microsoft Teamsでは、自身のアバターを作成し、会議を行うことが可能です。
これによって解決されるのは、Web会議での「カメラオフ問題」です。Web会議を行う際には「自宅のプライベートな部分を見られたくない」「カメラに写ったままでは、作業がしにくい」という理由で、ビデオをオフにしたまま会議に参加する人も少なくありません。しかし、カメラがオフになっていると表情を読み取れず、コミュニケーションが取りにくいという問題点がありました。

Mesh for Microsoft Teamsでは、自分の代わりにアバターを画面に映しての会議が可能です。表情が見えずにコミュニケーションが取りにくいという問題を解決します。

まとめ

メタバースは、これからのビジネスに広く浸透していくと考えられています。JBCCでは、メタバース化するビジネスに対応するためのシステムを今後も提供してまいります。

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