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「次期プラットフォームの導入・運用」 成功に導くポイントとは?

公開日 : 2021年04月27日
更新日 : 2023年10月04日

システム基盤のクラウド移行が進むなか、クラウドとオンプレミスを組み合わせて利用する「ハイブリッドクラウド」が注目されています。しかしハイブリッドクラウドには、システム構成が複雑になり、運用管理やコスト最適化が難しいという課題もあります。
こうした課題を克服し、ハイブリッドクラウドをうまく運用するにはどうすればよいのでしょうか。成功に導くための取り組むべきポイントについて考えます。

次期プラットフォームの導入・運用 成功に導くポイントとは?

目次

  1. ハイブリッドクラウドのメリット/デメリット
  2. ハイブリッドクラウドで失敗しないために
  3. 次期インフラ基盤の最適化を支えるJBCCのサービス群

ハイブリッドクラウドのメリット/デメリット

近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環として、システムをクラウドに移行する企業が増えています。しかし、すべてのシステムをオンプレミスからクラウドへ移行するのは容易なことではありません。例えば「機密性の高いデータを社外に出したくない」「クラウドサービスではシステムに必要な性能が得られない」「利用中のパッケージソフトがクラウドに対応していない」といった理由から、クラウド利用が難しい一部のシステムをオンプレミスに残さざるを得ないケースも多々あります。

そうした場合に採られる選択肢の一つが、クラウドとオンプレミスを柔軟に組み合わせて利用する「ハイブリッドクラウド」です。ハイブリッドクラウドを導入すれば、機密性の高いデータや高い性能が求められる一部のシステムをオンプレミスに残したまま、その他のシステムは拡張/縮小が容易でコストパフォーマンスに優れ、さらに災害・障害にも強いクラウドへ移行できます。またクラウドとの接続に閉域網を利用したり、より高度なセキュリティ対策を独自に取り入れたりすることで、万一の事態にも重要なデータやシステム基盤を保護して、迅速に復旧できるというメリットが得られます。

ただし、ハイブリッドクラウドには課題もあります。ハイブリッドクラウドのシステム構成は、オンプレミス/クラウドのどちらか一方だけに比べて、どうしても複雑になりがちです。運用管理もそれぞれ個別に行わなければならないため、IT部門の業務負荷が高まります。

【関連記事】マルチクラウドとハイブリッドクラウドの違いとは。課題と運用事例

ハイブリッドクラウドで失敗しないために

ハイブリッドクラウドをうまく活用していくには、どうすればよいのでしょうか。最初に取り組む必要があるのが、どの環境が最適なのか、システムごとに仕分けするという作業です。具体的には既存システムのワークロード(システムリソースや処理負荷の状況など)を可視化し、運用負荷を考慮しながらコスト削減効果を分析することで、オンプレミスに残すシステムとクラウドへ移行するシステムに分類します。

システムインフラの仕分けを終えたら、続いてオンプレミスからクラウドへ移行するシステムのグランドデザイン(全体構想)と移行シナリオを作成します。同時に、オンプレミスに残すシステムのリプレース先を選定します。このとき、オンプレミス/クラウドのシステムインフラをそれぞれ別に構築すると運用管理の業務負荷が高まるので、ハイブリッドクラウドではオンプレミス/クラウドの両方を一元的に運用管理できるシステムインフラを検討するとよいでしょう。

さらに、導入後も継続的に可視化を行い、ワークロードやコストが常に最適な状態を維持していくことも重要です。

【関連記事】ワークロードとは?企業の課題とクラウドで実現する管理の最適化

次期インフラ基盤の最適化を支えるJBCCのサービス群

とはいえ、既存システムの現状把握からロードマップの策定までのすべてを自社リソースで実施するのは難しいという企業も多いことでしょう。そこでJBCCでは、インフラを最適化するさまざまなサービス/ソリューションを提供しています。

その一つに「IT Modernizationクリニック」というサービスがあります。これはインフラ全体の最適化、あるいはフルクラウド化を検討中のお客さまを対象に、次期インフラ基盤のロードマップ作成を無償で支援するサービスです。豊富な経験・実績・技術力を有するJBCCのITドクターが、既存システムのリソース利用状況や性能を分析/可視化して改善点を洗い出し、最適なインフラをデザインします。

また、オンプレミスからクラウドへ移行した際のコスト削減効果の目安を試算する「Cloud Fitness」、オンプレミスで運用中のサーバー仮想化環境を分析/可視化し、移行先のインフラに最適なリソースを提示する「VOAアセスメント(VMware vSphere環境)」および「Azure Migrate アセスメント(Hyper-V/Windows Server物理環境)」などの各種サービスがあります。導入後には、現在の利用状況から推奨インスタンス(仮想サーバーリソースのスペック)と節約可能なコストを可視化する「Cloud Health」も提供しています。

JBCCは、お客様の様々な環境に対して、特定のメーカーにとらわれない客観的な立場から、インフラ最適化/コスト適正化をご提案します。次期インフラ検討の際は、ぜひご相談ください。

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JBCC株式会社は、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援するITサービス企業です。クラウドサービスを中心にシステムの設計から構築、運用までを一貫して手掛けており、クラウド 2,150社、超高速開発による基幹システム構築 460社、セキュリティ 1,100社の実績があります。
お客様の環境に合わせた最適なITシステムを、クラウド、超高速開発、セキュリティ、データ連携等を活用し、企業のDX実現と経営変革に貢献します。

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