クラウド運用におけるコスト事情とは?Azureで可能なコスト削減方法

公開日 : 2021年05月14日
更新日 : 2022年04月13日

クラウドサービスを導入すると、自社システムやそれを格納するサーバーの管理や運用が、基本的には不要となります。システムの保守にかかるコストも削減でき、テレワークへの対応も柔軟にできるなど、多大なメリットを期待し導入を検討している企業も多いでしょう。
この記事では、企業のクラウド導入で発生するコストの問題や、Azureで可能なコスト対策などをご紹介します。

目次

増え続ける企業のクラウド利用率

企業が抱えるコスト課題

企業のクラウド運用導入におけるコストの増加

Azureで可能なコスト削減方法

コスト削減効果を見える化「Cloud Fitness」

まとめ


増え続ける企業のクラウド利用率

クラウド運用におけるコスト事情とは?Azureで可能なコスト削減方法

総務省の「令和2年版 情報通信白書」で 、企業におけるクラウド利用率のデータが紹介されています。それによると、国内でクラウドサービスを一部であっても利用している企業は全体の64.7%に上りました。前年データは58.7%でしたが、6.0%も増加しています。国内企業全体の6割以上が、既に何らかの形でクラウドサービスを利用していることとなります。

【出典】令和2年版 情報通信白書(総務省)

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252140.html

企業がクラウドサービスを利用する理由

各企業へ急激に普及が進んでいるクラウドサービスですが、なぜ多くの企業にクラウドサービスが選ばれているのでしょうか。

1.導入に際して資産を抱えずに済む
自社でサーバーを構築するオンプレミス型でシステムやデータを運用する際は、サーバー自体やデータセンターの設置や維持管理を行う必要があります。多くの資産を抱えることとなり企業も負担を強いられますが、クラウドサービスの利用でそれらの資産を持つことが不要となります。


2.自社で保守体制を持つ必要がない
すべてのシステムやデータの運用を自社で行う場合、それらの管理や保守も自社の人員でチームを設けて行わなければなりません。クラウドサービスには高品質な保守やセキュリティ対策など、維持管理にともなうサービスも付帯しており、自社でリソースを調達する必要がなくなります。

3.どこにいてもサービスを利用できる
クラウドサービスを利用することで、インターネット接続さえ可能な環境があれば社外のどこにいてもシステムやデータを取り扱うことが可能になります。出張先や外出先はもちろん、サテライトオフィスやテレワークなどにおいてもシステムやデータを運用でき、新しい生活様式に則った就業の形にもマッチします。

企業が抱えるコスト課題

企業が抱えるコスト課題

企業が事業活動を行うにあたり、つねに課題として抱えなければならないのがコストに関することです。コスト削減の手段として注目されているクラウドサービスの利用に際しても、コストの問題は発生します。

保守運用費の問題

クラウドサービスを導入する企業の多くが、システムやデータの維持管理費を抑えられる点をメリットに感じていますが、保守運用費が全く必要ないというわけではありません。後述する改修・新規導入コストや通信コストなどによって、期待していたほどコスト削減の効果が現れなかったという意見もあります。クラウド化すれば無条件でコスト削減につながるわけではないという点には注意が必要です。

企業のクラウド運用導入におけるコストの増加

企業のクラウド運用導入におけるコストの増加

オンプレミス型運用と比較し、導入コストや資産を削減できることで企業への導入が進んでいるクラウドサービス。ここでは、企業のクラウド運用導入でコストが却って増えてしまうケースについてもご紹介します。

改修・新規導入コストが意外にかかる

既存のシステムをそのままクラウドへ移行する場合、クラウド向けの監視体制や障害に対応する仕組みを新たに設けなければならないケースもあり得ます。それにともなう改修や新規構築の負担が増加し、費用がかさむ恐れがあります。また複数のクラウドサービスを利用する場合は、その分ライセンス費用がかかります。
これらを踏まえ、オンプレミスで行ってきた既存のシステムと新たに導入するクラウド環境のマッチングを検証し、最適に運用可能な方法を検討の上導入を図る必要があります。

通信コストの増加

クラウドサービスを利用すると、社内のすべての利用者が接続やデータ利用を行う際に通信が発生します。このため、クラウド導入前よりも通信コストが予想以上に増えてしまうケースも考えられます。


Azureで可能なコスト削減方法


国内企業向けのサービス展開で、多くの企業に利用されているクラウドサービス「Microsoft Azure」。このAzureを利用するにあたっては、効率的にコストを削減するための方法がいくつかあります。ここでは、Azureでできる比較的簡単なコスト削減の方法をご紹介します。

予算を設定して大量課金を防ぐ

Azureでかかる従量コストを、単純に使いすぎないことで抑える方法があります。
これは、「Azure Portal」画面上で予算を設定することで実施可能です。「この期間中にいくらまで」と課金の上限を設けておくことで、使い過ぎを防げます。

【Azureで予算を設定する手順】

1. AzurePortalにログインする
2. 画面の上の方にある「リソース、サービス、ドキュメントの検索」に「コスト」と入れ、「コストの管理と請求」を選択
3. 画面右にある「コスト管理」を選択
4. 画面左のメニューより「予算」を選択
5.「+追加」で予算に関する設定を行う

上限を超えそうになるとメールやアプリ、SMSでの通知が届く設定なども行えるため、予算以上の課金を効率的に抑えられます。

使用しないリソースを小規模化またはシャットダウンする

Azureは従量課金制のため、使っていない仮想マシンでも放置することで課金され続けてしまいます。Azureの最適利用を提案する機能「Azure Advisor」を使用することで、使用しないリソースを識別しサイズダウンやシャットダウンによってAzureにかかるコストの最適化ができます。Advisorダッシュボード「コスト」タブで確認・設定が可能です。

ライセンスの購入状況と使用状況をまめに確認し更新する

Azure関連のライセンスは、状況に応じて追加したりキャンセルしたりする必要があります。Azureのライセンス料は日割り課金となっているため、使わなくなったライセンスを放置すると課金が発生したままになります。また購入後未使用のライセンスにも課金が行われてしまうため、購入数と使用状況をまめに確認し更新することでコストの無駄を省きましょう。

コスト削減効果を見える化「Cloud Fitness」

クラウド移行で一番気になる"コスト"。「クラウド移行することで今よりもコストが高くなるのではないか」と疑問に思われていませんか?

実際にクラウド移行してコスト削減を実現できたお客様は複数いらっしゃいます。

コスト削減効果を見える化するWeb診断ツール「Cloud Fitness」では、オンプレミスからクラウドに移行するとどのくらいコスト削減効果が出るのか今すぐ診断することができます。

是非「Cloud Fitness」をお試しください。


Cloud Fitnessについて詳しくはこちら
https://www.jbcc.co.jp/products/solution/pfs/free/cloud_fitness/

まとめ


クラウド運用を導入する理由としてコスト削減を挙げる企業は多いものの、クラウド運用にはコスト面での課題も少なくありません。またコスト管理と、サービスを常時快適に利用できる環境の両立も不可欠です。
JBCCでは、クラウド移行でどのぐらいのコスト削減効果が見込めるか今すぐ診断できるCloud Fitnessを提供しています。クラウド移行で想定よりもコストがかさむことがないよう、ぜひ診断してみてはいかがでしょうか。

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