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2025年10月16日

2025年10月16日

製造業 DX 実践セミナー|kintone×プラグインで現場改革

製造業 DX 実践セミナー|kintone×プラグインで現場改革
この記事をよむとわかること
  • 製造業におけるkintone活用の基本機能と、選ばれる理由
  • kintoneでの業務改善・DXを加速させるプラグインの概要
  • 製造業向けのプラグイン「ATTAZoo+」と「kinveni」の具体的な活用事例

製造業における業務改善・DXをどう進めていけばよいかわからないと悩む企業は少なくありません。また、業務改善・DXのためにkintoneなどのノーコードツールを導入したものの、うまく活用できていないという企業もみられます。

製造業における業務改善・DXを加速させる手段の一つが、kintoneの導入とプラグイン活用です。

本記事では、製造業の業務改善・DXに役立つkintoneの基本機能の紹介や、kintone×プラグインを活用した業務改善について、例を交えてご紹介します。

kintoneやプラグインの導入を検討している製造業の方は、参考にしてみてください。

この記事の目次

製造業のDXを加速させる!kintoneとは

kintoneとは、サイボウズ社が提供するノーコードで業務に必要なアプリを自由につくれるクラウドサービスです。あらかじめ用意されているパーツをドラッグ&ドロップするだけで、簡単に業務アプリを作成できます。

まずは製造業のDXを加速させるために活用できるkintoneの概要や導入メリットをご紹介します。

kintoneの基本機能

kintoneの基本機能は、主に以下の3つです。

データベース
データの蓄積と分析
ワークフロー
申請、承認、進捗管理
コミュニケーション
データに基づくコミュニケーション、過去のコミュニケーションログの一元化

kintoneでは、社内に横断的に共有できるデータベースに、さまざまなデータを蓄積できます。そのため、異なる部門・拠点のデータも一元管理が可能です。データはグラフ化したり、集計して分析したりでき、業務課題の発見や改善に役立てられます。

また、ワークフローでは、申請や承認、進捗管理といった業務をkintone内で一元化でき、業務効率化に有効です。

kintoneのコミュニケーション機能はサイボウズ社が大切にしている機能の一つで、アプリ内でチャットしたり、メモを残したりできます。業務ごとの会話ログを管理できるため、社内コミュニケーションの効率化にもつながるでしょう。

そのほか、データの変更履歴やアクセス権の設定、リマインダー通知やマルチデバイス対応など、さまざまな機能を備えています。

kintoneが製造業で選ばれる理由

kintoneは、38,000社以上が導入しているクラウドサービスです。(※2025年8月時点)

製造業の業務改善・DXにkintoneが選ばれている理由としては、以下が挙げられます。

  • 現場主導でアプリを作成できる
  • データを一元管理できる
  • 製造業の豊富な導入実績がある
  • 汎用性がある

ここでは、kintoneが製造業で選ばれる理由をみていきます。

現場主導でアプリを作成できる

従来、業務アプリは社内のIT部門や外部の制作会社に依頼して開発するのが一般的でした。しかし、kintoneであればノーコードで業務アプリをつくれるため、非IT部門の人でも手軽にアプリを作れます。

業務アプリは一度作ったものでも、実際に業務で使ったり、業務内容が変わったりすることで、変えたい機能も出てくるケースがあるでしょう。

kintoneでは、このような場合でも現場主導でアプリを修正できるのが大きなメリットです。現場主導で、業務に合わせて柔軟にアプリを作成・修正できるため、現場の課題改善スピードの向上に期待できます。

データを一元管理できる

財務会計システムや在庫管理、生産管理といった基幹システム周辺の業務をExcelや紙で実施している製造業の企業は、今も少なくありません。

Excelや紙でのデータ管理はデータが散在し、必要な時に引き出せない、異なる部門間・拠点での共有が難しいといった課題を抱えている企業も多いでしょう。

kintoneであれば、バラバラになっているデータをアプリ化して一元管理が可能です。基幹システムや専門システム周りで発生する情報共有の「穴」を埋め、部門間・拠点間の連携をスムーズにできます。

製造業での豊富な導入実績がある

kintoneを利用中の企業さまの中でも、製造業は2番目に割合が多い業種です。このことからも、製造業とkintoneがマッチしていることがうかがえます。

kintoneにはそのまま使えるサンプルアプリがあり、製造業はサンプルアプリの数が豊富です。現在ラインナップされるサンプルアプリは、100種類中33種類が製造業向けのサンプルアプリです。

また、製造業のkintone導入事例が多いため、自社に合ったkintoneでの業務改善を模索しやすいのもメリットといえるでしょう。

汎用性が高い

kintoneは汎用性が高く、さまざまな業務で利用できるのも製造業で選ばれている理由の一つです。製造業においては、サプライチェーンから設計・製造、品質や研究開発・知財といった幅広い部門で活用できます。

kintoneは汎用性が高い

kintone一つで部門横断的に業務アプリを作れるのは、大きなメリットです。組織でアプリの作成ルールなども標準化でき、組織内でのデータ共有も促進されるでしょう。

kintone導入のロードマップ

メリットでも挙げたように、kintoneは汎用性が高く、全社的に利用できるのが特徴です。しかし、部門数やDXしたい業務が多い場合、どこからkintoneを導入していくべきか悩んでしまうケースも多いでしょう。

kintone導入のポイントは、「小さく始めて広げる」です。

「小さく始める」の一例として、工場日報や設備保全、サプライヤー管理や不具合報告などの業務でkintoneを活用することが挙げられます。このような業務は部署内で完結するものであり、関わる人数も少ないため、kintoneに慣れるという観点でおすすめです。

まずは、各部署でkintoneを使用し、kintoneの使い方を理解してもらいます。その後、他部署やグループ会社に広げていくことで、全社にkintoneを活用していけるでしょう。

自社の業務にどうkintoneを当てはめていく?

kintoneで業務改善・DXを進めていきたいものの、どの業務にどうkintoneを活用していけばいいかわからないと悩む企業も少なくありません。

製造業はサンプルアプリが豊富なので、どんなサンプルアプリがあるかを確認し、今の業務に活用できそうなものから利用し始めることがおすすめです。なお、サンプルアプリは無償で利用できるため、まずはチェックしてみるのもよいでしょう。

どの角度からでもアプローチできるのが、kintoneのよさです。kintoneで解決できそうな課題があれば、そこからアプローチしていくのも一つの方法といえます。

kintoneでの業務改善・DXを加速させるプラグイン

kintoneを全社的に活用する上では、スモールスタートして、徐々に広げていく流れがおすすめです。一方で、kintoneの使用範囲を広げていくと業務も複雑になっていき、標準機能だけでは業務をカバーするのは難しいケースが出てくることもあります。

そこで活用できるのが、kintoneの拡張機能である「プラグイン」です。

kintoneのプラグインとは

プラグインは、kintoneの機能を拡張できる専用サービスです。以下のように、さまざまな種類のプラグインが存在します。

  • 帳票出力
  • BI・ダッシュボード
  • ガントチャート表示
  • Webフォーム作成
  • メール配信
  • カンバン表示 など

プラグインは開発元であるサイボウズ社から認定を受けているものと、サードパーティーが開発した無償・個人開発のものの、主に2種類があります。

おすすめは、サイボウズ社から認定を受けているプラグインの活用です。

というのも、無償・個人開発のプラグインは品質が一定ではなく、セキュリティに脆弱性が存在するリスクがあるためです。

サイボウズ社から認定を受けているプラグインであれば、信頼性・安定性・セキュリティ性の高さが証明されているため、安心して利用できます。

プラグインでカバーできない業務はどうする?

なかには、プラグインでもカバーできない業務が出てくるケースもあるでしょう。その場合は、以下の方法で業務をカバーするのも一つの方法です。

連携サービス
kintoneと連携できる外部のクラウドサービスを利用
カスタマイズ開発
コーディング開発により、kintoneをオリジナルにカスタマイズ

カスタマイズ開発は最終手段として検討したい方法です。なぜなら、オリジナルにカスタマイズして開発するのは、労力と手間が大きいからです。

kintoneの標準機能でカバーできない業務については、まずはプラグイン導入を検討し、プラグインでカバーできない場合には外部の連携サービスを利用しましょう。それでも、業務をカバーするのが難しい場合には、カスタマイズ開発を検討してみてください。

kintone専用の2つのプラグイン

kintone専用の認定基準を満たしているプラグインに、JBCCグループが提供する「ATTAZoo+」と「kinveni」があります。

「ATTAZoo+」はサイボウズのオフィシャルパートナーであるJBCCが開発するプラグインで、「kinveni」はJBCCのグループ会社であるCISが開発するプラグインです。

次章から、それぞれのプラグインについて詳しくご紹介していきます。

製造業向けプラグインパッケージ「ATTAZoo+(アッタゾ―プラス)」

「ATTAZoo+」は、1,300社以上で導入実績がある、JBCCが開発・提供するプラグインパッケージです。

まずは、「ATTAZoo+」のパッケージ内容や特徴を、製造業での活用事例も交えてご紹介します。

「ATTAZoo+」の詳しい紹介はこちら

「ATTAZoo+」のパッケージ内容

「ATTAZoo+」は、kintoneをより便利に使うための機能を実装したプラグインセットです。以下、17種類*のアプリをパッケージ化しています。

【入力補助】

入力サポート+
入力フォームの表示制御/入力制御
入力条件+
フィールドの入力内容によって他のフィールドを制御する
集計サポート+
レコードと集計の結果をアプリに書き込める関連レコードの集計も可能
自動採番+
入力時に任意のレコードを自動採番
ドロップダウン階層絞り込み+
アプリ内のデータとマスタアプリのデータを階層化して絞り込める
文字結合+
標準機能ではできないフィールド結合を簡単操作で実現

【アプリ内データ更新】

ステータス更新+
レコード一覧画面のステータスを一括更新
作業者更新+
レコードの「作業者」を一括更新
レコード一括更新+
アプリ内のデータを一括更新

【表現補助】

簡易検索+
レコード一覧画面から簡単に検索
条件付き書式+
指定した条件値によって文字色や背景色を設定できる
タブ表示+
レコード内の項目タブで分類別に表示
ツールチップ+
フィールドの補足説明をマウスオーバーで表示

【アプリ間データ更新】

レコードコピー+
エクスポート不要でアプリ内のレコードを別アプリにコピー
ルックアップ+
ルックアップ(参照)しているデータを自動更新
アプリ間レコード更新+
アプリ同士をつないでアプリ間のレコード更新を簡単にする
テーブルデータ転送+
アプリ、レコード内のテーブルデータをレコードデータに分解し一括転送

*プランによってパッケージ内容が異なり、最上位プランの「プロ」では17種類全てのプラグインが使用できます。

製造業での「ATTAZoo+」の活用例

ここでは、製造業での「ATTAZoo+」の活用例を業務別にご紹介します。

案件管理:簡易検索+

案件について知りたい情報があるものの、どこから検索すれば良いかがわかりづらいケースがあるでしょう。一覧からパッと検索できない場合に有効なのが、「簡易検索+」のプラグインです。

「簡易検索+」を実装するとよく検索する項目を検索窓として表示できるため、誰でも迷うことなく案件を検索できるようになります。 

図面管理:条件付き書式+

出図納期が迫っているものに早めに気づきたいものの、一目で把握できないケースがあるでしょう。このような場合、対応漏れにつながるリスクがあります。

「条件付き書式+」は、出図納期が1週間を切っているものに色付けをし、一覧で気づきやすくする機能です。優先して作業すべきものが一目でわかり、対応漏れを防げます。

顧客別見込売上:集計サポート+

顧客/納入先マスタに案件一覧を表示させていて、見込売上の合計金額は手動で算出しなければならない仕様となっているケースもあるでしょう。このような場合、顧客ごとの合計見込売上が自動で集計されると便利です。

「集計サポート+」は、顧客に紐づく案件一覧の金額を集計し、別項目に表示できるプラグインです。本来集計できない関連レコード一覧のデータを、手動で集計する必要がなくなります。

「ATTAZoo+」の価格

「ATTAZoo+」には、下記3つの料金プランがあります。

プラン エントリー スタンダード プロ
ライセンス価格(税抜) 年額:43,200円
月額:3,600円
年額:86,400円
月額:7,200円
年額:432,000円
月額:36,000円
ユーザー数(1ライセンス単位) 30 30 500
利用可能プラグイン 11機能 17機能 17機能
モバイル対応 不可 一部対応可 一部対応可

プランによって利用ユーザー数や利用可能なプラグイン数、モバイル対応の可否に違いがあります。

製造業向けプラグイン「kinveni(キンビニ)」

JBCCのグループ会社である株式会社シーアイエスが開発するのが、「kinveni」シリーズです。

「ATTAZoo+」と同じく、kintoneに追加するだけで、簡単に機能拡張できます。「ATTAZoo+」との違いは、プラグインがパッケージ化されていないことです。

「kinveni」シリーズでは、以下4種類のプラグインを提供しています。

  • ガントチャート
  • タスクボード
  • QR・バーコード読み取り(+生成オプション)
  • 複合グラフ

ここでは、「kinveni」の各種プラグインを実際の活用事例とあわせてご紹介します。

「kinveni」の詳しい紹介はこちら

ガントチャート

kintoneのテーブル情報を、ガントチャート形式で表示するプラグインです。あらゆるスケジュールやタスクの管理をガントチャート形式で共有できます。

《こんな場合におすすめ》

  • 工程の進捗状況の共有が困難
  • 進捗共有の会議に時間がかかる
  • 複雑な工程表を作れる人が限られて工程表作成の業務が属人化する
  • スケジュール変更の際の手間やミスが発生

各工場が独立して工程表を管理している、工程表をExcelや紙/PDFで管理している企業も少なくないでしょう。この管理方法では、工場間で情報共有しにくく、スケジュール変更があった際に手間やミスが発生しやすくなるリスクがあります。

そんなときに役立つのが、ガントチャートです。

ガントチャートでは、タスクを一つひとつバー形式で表示するため、スケジュールや工程を見える化できます。タスクは簡単に作成でき、ドラッグ操作でスケジュールに組み込むのも手軽です。

また、矢印をセットすることで親子関係にあるタスクも一目でわかるようになります。タスク一つひとつは、ステータスやフィールド条件に応じて色分けできるため、進捗状況も見える化可能です。

ガントチャートの活用事例

3拠点の工場の工程管理にガントチャートを活用している事例です。

3拠点の工場ごとに工程をホワイトボードで管理していた事業所では、ガントチャートの導入によって工程管理にかかる工数を28%削減しました。

Before
  • 工程組みと調整が現場担当者の大きな負担だった
  • 他工場の状況が見えず、リソースの臨機応変な手配が困難だった
After
  • 工程管理は専任者1名が担当し、現場は作業に専念できるようになった
  • 他工場の状況をみてリソースを有効活用できるようになった

工程管理が専任者1名でまかなえるようになり、現場全体の作業が効率化。さらに、他工場の工程も見える化したことでリソースを有効活用できるようになり、業務を最適化できています。

タスクボード

タスクボードは、kintoneに登録されたタスク情報を付箋のようにカード(かんばん)形式で表示できるプラグインです。画面上でタスクを見える化することで、進捗の遅れや対応漏れを防ぎ、ToDo管理の手間も削減できます。

《こんな場合におすすめ》

  • 進捗状況の報告会議に時間がかかる
  • 会議で初めて進捗の遅れを知る

タスクボード上で、タスクの作成・編集・ステータス変更が行えます。画面上には複数のステータス列が並び、「未実施」「作業中」「完了」など自由に名称を設定できます。タスクをドラッグ&ドロップで簡単に移動でき、ステータスの更新を直感的に行えます。

また、作成したタスクは、作業中に移動した日時を作業開始日時、完了に移動した日時を作業完了日時として記録できるのも便利です。
各フェーズ内のタスクもドラッグ&ドロップで上下に移動できるため、優先度の高いタスクを上に移動し、ToDo管理しやすくなります。

タスクボードの活用事例

顧客からの問い合わせやインシデント管理にタスクボードを活用している事例です。

こちらの企業さまは、メールや電話でQAを受付し、各部署に情報を共有する形式を取っていました。タスクボードを導入する前は、複数発生する問い合わせを可視化できておらず、対応の抜け漏れや遅延が発生していたのが課題でした。

タスクボード導入後は、問い合わせ内容をそれぞれタスク化し、未対応・対応中・完了のフェーズに分類。これによって、対応の進捗状況がわかり、抜け漏れや遅延を防止できるようになりました。

Before
  • 対応の抜け漏れや遅延が発生していた
After
  • 取引先とのタスク管理や進捗共有を効率化
  • 未対応タスクの漏れ防止

問い合わせやインシデント管理の対応漏れや遅延を削減することは、結果としてサービス品質や顧客満足度の向上につながります。

QR・バーコード読み取り(+生成オプション)

QR・バーコードから読み取った情報を、kintoneのフィールドに入力できるプラグインです。スマートフォンやタブレットのカメラを使ってQRやバーコードを読み取るだけで入力されるため、入力業務の効率化やミス削減に有効です。

《こんな場合におすすめ》

  • 機器や設備のマスタ情報やメンテナンス情報の入力作業の負担が大きい
  • 誤入力が多い

たとえば、設備や機器の管理No.などの情報をQR・バーコードに埋め込み、現物に貼付しておくことで、現場でスマホやタブレットからマスタ情報やメンテナンス情報にすぐにアクセスできます。

さらに、生成オプションを追加することで、kintoneに登録されている情報からQR・バーコードを生成することも可能です。

QR・バーコード読み取りの活用事例

原材料管理作業にQR・バーコード読み取りのプラグインを活用している事例です。

これまでは使用する原材料をkintoneに手入力して製造レシピと照合していました。プラグイン導入後は、QRコード変更しました読み取りで入力が完了するため入力ミスが0になり、データ改ざんのリスクも低減されました。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です

Before
  • 入出力に時間がかかり、誤入力も多い
  • データ改ざんのリスクもあり
After
  • 入力ミスが0になった
  • データ改ざんのリスクもなし

複合グラフ

複合グラフは、kintoneの標準機能では対応していない、さまざまなグラフを作成できるプラグインです。異なる種類のグラフを組み合わせた表示や、複数アプリのデータを使ったグラフ作成ができます。

《こんな場合におすすめ》

  • 2つの異なるデータを組み合わせて表示したい
  • 複数アプリにあるデータを使って1つのグラフを作成したい
  • 作成したいグラフがkintoneの標準機能では実現できない

たとえば、工数とタスク状況を同時に可視化することでプロジェクトの進捗がわかるため、トラブルを予測して対策を講じられるでしょう。

さらに、ガントチャートプラグインと連携すれば、タスクのスケジュールも併せて確認可能です。

また、縦2軸の設定で異なる単位のデータを同じグラフで表示できるため、データ分析の幅が広がります。複数アプリにあるデータを1つのグラフにまとめることもできるため、スムーズなデータの可視化を実現します。

なお、このプラグインで利用可能なグラフの種類は以下の通りです。

  • 複合グラフ
  • レーダーチャート
  • 鶏頭図
  • パレート図
  • ドーナツグラフ
  • 累積グラフ

複合グラフの活用事例

販売管理・経費管理のリアルタイム表示に複合グラフを活用した事例です。

これまでは各種アプリからデータをExcelに出力し、手作業でグラフ化していました。この方法は、手間がかかるだけでなく、ヒューマンエラーが起こるリスクも抱えています。

複合グラフを導入したことでExcelに出力する工程が省け、リアルタイムでの経営レポートを作成・共有できるようになりました。高度なグラフも作成できるようになったことで、分析の精度向上にも期待できるでしょう。

Before
  • 販売管理・経費管理アプリからExcel出力
  • 経営情報を手作業でグラフ化
After
  • リアルタイムでの経営レポートの共有
  • 標準機能では作成できない高度なグラフも作成可能

kinveniの価格

「kinveni」は、ドメイン単位での契約です。プラグインを契約したアプリの利用者数により、以下のように月額料金が変動します。

kinveni契約ユーザー数 〜100 無制限
ガントチャート 20,000円 48,000円
複合グラフ 5,000円 10,000円
QR・バーコード読み取り 6,000円 12,000円
QR・バーコード読み取り+生成オプション 8,000円 16,000円
タスクボード 10,000円 20,000円

※価格は税抜

なお、30ユーザー以下の小規模ユーザー向けの権限限定バージョンもございます。
「ガントチャートLite」は月額9,000円(税抜)、「QR・バーコード読み取りLite」は月額4,000円(税抜)でご利用可能です。

製造業の業務改善・DXの支援はJBCCにお任せ

JBCCでは、kintone・プラグインを用いた製造業の業務改善・DXを支援しています。

kintoneの開発元であるサイボウズのオフィシャルパートナーとして、約65,000ユーザー以上のkintone利用中のお客様をサポートしています。

また、JBCCグループ内でも、約2,000名がkintoneを利用中です。JBCC自身もkintoneユーザーとしてセミナー管理や日報、タスク管理などの日々の業務にkintoneを利用しているため、ユーザー目線でのサポートが可能となります。

なお、JBCCは、2024年7月より新設されたエンタープライズパートナー制度にも認定されています。2025年8月時点で、エンタープライズ認定パートナーは、全体パートナー約500社のうち8社のみです。

製造業へのkintone支援実績も豊富なため、企業さまの課題やニーズに合ったkintone・プラグインの導入をご提案できます。

JBCCの製造業におけるkintone導入支援実績①|堺アルミ株式会社 様

JBCCの製造業におけるkintone導入支援実績②|東洋インキSCホールディングス株式会社 様

JBCCが支援する2つのフェーズ

JBCCは、以下2つのフェーズで製造業の企業さまを支援しています。

支援内容
①kintone導入済み企業さま向け ・プラグインやカスタマイズ開発などでkintoneの使いやすさを向上
・会社全体の業務改善の加速と定着につなげる支援
②kintone未導入企業さま向け ・kintoneで業務改善が活きる範囲の提案からkin教育、定着まで一気通貫でご支援

支援メニューの一つに「業務DXワークショップ」があります。

業務DXワークショップは、kintoneで内製化を進めるために、どの領域から業務改善を進めたらよいかをJBCCがお客様と一緒に棚卸しし、具体的なkintoneのアプリアイデアまで落とし込みするワークショップです。

kintoneの導入や利用で、以下のような悩みをもつ企業さまにおすすめです。

  • kintoneを導入するか検討中
  • kintoneの社内利用が進まず、使いこなせていない
  • kintoneを利用しているが、活用できていない
  • プラグイン選定がわからない
  • kintoneの活用を広げていきたいが、運用や管理方法に困っている

なお、ワークショップは、JBCCからkintoneをご契約いただいた場合に無料で参加できます。

「業務DXワークショップ」の詳しい紹介はこちら

まとめ

本記事では、製造業のDXや現場改革を加速させるkintoneや、JBCCグループが提供するプラグインである「ATTAZoo+」と「kinveni」について詳しく解説しました。

kintoneは製造業での導入事例が多く、製造業の課題やニーズにマッチしているクラウドサービスです。ノーコードで柔軟に業務アプリが作成できる手軽さが、製造業の業務改善やDXを加速させます。

一方で、部門独自の細かな業務をkintoneだけではカバーできないといった課題が出てくる可能性があります。このような場合に活用できるのが、kintoneの拡張機能である「プラグイン」です。

JBCCグループが提供するプラグインパッケージ「ATTAZoo+」と、プラグインシリーズ「kinveni」は、いずれも製造業のよくある困りごとや課題の改善に有効なプラグインを取り揃えています。

JBCCでは、課題を抱えていたり、DXを推進したいという製造業の企業さまに向けて、kintoneやプラグインの導入・活用の支援を提供しています。企業さまの細かな課題やニーズに合わせて、最適なプランを提案いたします。

現場のアナログ業務をなくしたい、業務改善を進めたいが何から始めればよいかわからない、kintoneを導入したもののうまく活用できていない製造業の企業さまは、お気軽にJBCCにお問い合わせください。

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JBCC株式会社は、クラウド・セキュリティ・超高速開発を中心に、システムの設計から構築・運用までを一貫して手掛けるITサービス企業です。DXを最速で実現させ、変革を支援するために、技術と熱い想いで、お客様と共に挑みます。