「Microsoft 365大好きオジサン」の気になる2023年2月のアップデート
皆さん初めまして!2023年2月よりJBCCで働き始めた「Microsoft 365大好きオジサン」こと 中村 太一 です。今回はご挨拶と皆さん大好き Microsoft 365の先月2023年2月のアップデートから僕の独断と偏見で気になるアップデートをピックアップして紹介します。 Microsoft 365のアップデート情報を追うのは大変なので、是非本記事で情報収集してください。また、 Microsoft 365の機能は自分一人知っているだけでは真価を発揮できない場合も多いので、是非皆さまの組織内で広め、皆さんやその周囲の方々が少しでも笑顔になっていただければ幸いです。
お初なので自己紹介させてください!
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Microsoft Ignite The Tour 2019 in Osaka で登壇中
オジサンの自己紹介はあまり興味ないと思いますので初回の今回だけ手短にさせていただきます。かれこれ15年ほど前に SharePoint 2007と出会ってから業務で SharePoint に携わり、その流れから今では業務で Microsoft 365 ( Office 365 ) 全般に関わっています。さらに仕事の領域を超え、趣味で Microsoft 365や Power Platformの情報収集をし、プライベートでブログや YouTubeなどを通してアウトプット活動を開始。IT技術コミュニティの運営やイベント・勉強会で登壇などをしていた事なども認めていただき、米国 Microsoft本社から「Microsoft MVP」というアワードを受賞され5年目です。プライベートでも家族で Microsoft 365や Power Platformを活用し、家族や両親とのコミュニケーションは LINEじゃなく Microsoft Teamsを使っているような変わった人間です。「中村」は良くある姓なので、気軽に「太一」で覚えていただければと思います。
PowerPoint Live使用時にぜひ活用したい「Microsoft Teamsの会議の録画のチャプター自動生成」
皆さん、 Microsoft Teamsでオンライン会議を開催した際に会議の録画をしていますでしょうか?会議に不参加のメンバーが後で録画を視聴したり、参加したけど理解できなかった部分を見返したりするのに重宝しますよね。録画だと再生スピードを変えられたり自分の関わる部分だけ視聴したり効率的でもあります。
そんな会議の録画ですが、今書いたとおり「途中だけ視聴したい」というケースだと、目的の部分を探すのが大変で結局探すのに時間がかかって非効率です。そのために Microsoft Teamsの会議の録画にはトランスクリプト機能で起こされた文字からキーワード検索ができ、その部分から再生するような機能もあります。そして今回2月から展開される機能がチャプター自動生成機能です。これは会議で PowerPoint Liveで共有した時のみの条件となりますが、共有した PowerPointファイルのスライドタイトルをもとに、動画にチャプター(章)を作ってくれる機能です。自動で章立てをしてくれるので視聴したい部分を探し出す場合も役立ちますね。
ただし、現時点ではすべてのユーザーに解放されている機能ですが、いずれ Microsoft Teams Premium限定の機能となるので Premiumライセンスがないと利用できなくなります。なので今のうちに使ってみて体験してみましょう。
増え続ける動画コンテンツをすっきり整理「Microsoft Streamのプレイリスト」
コロナ禍以降、ビジネスシーンでも動画コンテンツが注目されてきていますが、Microsoft 365での動画といえば Microsoft Streamです。動画の保存や共有のみならず録画機能も追加されて簡易な動画なら作成できるようにもなっています。この Microsoft Streamは現在少しややこしい事に過渡期にあたります。どういう事かというと、Azureベースだった従来の Microsoft Streamは「Microsoft Stream ( Classic )」と呼ばれ、そこから SharePoint / OneDrive for Businessベースの「Microsoft Stream ( on SharePoint )」に移行されている最中です。なのでややこしい状況ですが、今回の話題は Microsoft Stream ( on SharePoint ) のアップデート情報です。
動画コンテンツはビジネスにおいても重要性を増し、扱う量も増えてくるでしょう。 そんな中で増えゆく動画コンテンツをまとめる手段が必要です。そこでプレイリストという機能が登場しました。これは Microsoft Listsにプレイリストのテンプレートが新規追加されており、そのテンプレートを利用するという仕組みになっています。動画ファイルをプレイリストにまとめ、プレイリスト自体も他ユーザーに共有が可能です。例えば社内教育コンテンツをシリーズでまとめたい場合などはプレイリストを活用すると良いでしょう。ただし気を付けるべき点はアクセス権です。現時点の仕様では、プレイリストにアクセス権を付与しても動画ファイル自体にアクセス権が付与されなければ動画自体は利用できません。つまり動画ファイルとプレイリストの両方にアクセス権を付与しないといけません。ここは若干メンテナンスが大変になる可能性もありますが、例えば動画ファイルとプレイリストを同じ SharePointのサイト内に保存・作成しておけば、サイトのアクセス権さえメンテナンスすれば手間にならないと思います。なのでアクセス権という観点からもどこに動画ファイルを保存して、どこにプレイリストを作成するのか?を考えることも大事なポイントですね。
増え続ける動画コンテンツをすっきり整理「 Microsoft Stream のプレイリスト」
Microsoft Stream のプレイリスト
いかがでしょうか。 Microsoft 365は日々進化しています。アップデート情報を追いかけるのも大変でしょう。僕はいつもワクワクしながら日課として朝起きるとPCを起動し Microsoft 365管理センターのメッセージセンターを読み、その後、アップデートが展開されているかを巡回します。今後もそんな中から気になるアップデートを定期的に当ブログにて発信していこうと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。
また、JBCCではこのように Microsoft 365を専門的に扱っているプロフェッショナルが多数在籍しており、JBCCから Microsoft 365を契約していただいたお客様には、お客様と寄り添いながら進める伴奏型のワークショップを開催するなど Microsoft 365の利活用・定着のご支援をしております。気になった方は是非お問い合わせください。
それでは、素晴らしい Microsoft 365ライフを!
Microsoft 365を徹底的に使い倒す!JBCCオリジナル Microsoft 365 ワークショップ
執筆者
中村太一
JBCC株式会社 Microsoft 365 担当
「Microsoft MVP(Most Valuable Professional)」を2018年から連続受賞。
ユーザー企業のMicrosoft 365利活用促進を支援。
Microsoft Ignite などマイクロソフト社主催のイベントにも登壇。
企業のIT活用をトータルサービスで全国各地よりサポートします。
JBCC株式会社は、クラウド・セキュリティ・超高速開発を中心に、システムの設計から構築・運用までを一貫して手掛けるITサービス企業です。DXを最速で実現させ、変革を支援するために、技術と熱い想いで、お客様と共に挑みます。