皆さんお元気ですか?「 Microsoft 365 大好きオジサン」こと 中村 太一 です。
毎月月初に前月の Microsoft 365 アップデート情報を振り返る記事を書いていますが、今回は号外です!というのも、ここ最近 Microsoft 365 においてインパクトある発表が立て続けにあったからです。叫ばずにはいられない!まだ不確定情報も多いですが、現時点で公開された情報を元に書いていきます。
目次 |
1. 大注目の Microsoft 365 Copilot の一般提供開始日が決まった!
Microsoft 365 における職場でのAIアシスタントでもあり、あなたが操縦士だとしたら副操縦士になってくれるであろう「 Microsoft 365 Copilot 」がついに今年2023年11月1日より一般提供開始との発表がありましたね。また Windows でも利用できる「 Microsoft Copilot in Windows 」に関しては Windows 11 に9月26日からプレビュー開始なので、本記事が公開されている頃にはすでに利用している方もいらっしゃるでしょう。こちら Microsoft Copilot in Windows に関しては、現時点では商用データ保護はないようなので要注意です。英語記事ですが以下に Microsoft からの公式発表が記載されており、商用 SKU ラインナップの図は非常にわかりやすいので要チェックです。
【参照】Announcing Microsoft 365 Copilot general availability and Microsoft 365 Chat | Microsoft 365 Blog
上記記事ページのスクリーンショット
2. Microsoft Mesh がパブリックプレビュー! Microsoft Teams に3Dのイマーシブスペースが!
次に9月26日に Microsoft Mesh の情報が発表され、今年2023年10月にパブリックプレビューとして利用できるとの事です。こちらも本記事が公開されている頃には利用できる方もいるかもしれませんね。その中で Microsoft Teams でイマーシブ(没入型)スペースを使用して、当ブログやJBCCの YouTube チャンネルでも紹介したアバターを使い3D空間の中でコミュニケーションできる体験が可能です。これはおよそ2年前に Microsoft から発表された「 Mesh for Microsoft Teams (現在この呼称が使われているかは不明)」の一つなので、発表から2年でようやくパブリックプレビューですね。こちら楽しみではありますが、アバターでも業務利用に困惑されてしまう場合もあるので、業務での利用シーンはこれから色々と検討していく必要もありそうですね。こちらも英語記事ですが、写真や動画もあるので、以下を要チェックです。
【参照】Connect in new ways with Microsoft Mesh | Microsoft 365 Blog
上記記事ページのスクリーンショット
3. Microsoft Teams ライブイベントが廃止され、新たに「タウンホール」が!
最後に9月28日に突然出てきた情報が Microsoft Teams のライブイベント機能の廃止と、それに代替するタウンホール機能の発表でした。
大規模なオンラインイベントを開催するプラットフォームとして Microsoft Teams のライブイベント機能がありますが、 Microsoft Teams の会議とは見た目や機能に違いがあり、開催者にも経験やスキルが必要で敷居が高かったように思います。これは Microsoft 側でも認識していた課題のようです。そのライブイベント機能は現時点の情報では2024年9月30日に廃止されるようです。
ライブイベントに代替するプラットフォームとして登場するのが「タウンホール」です。大規模なオンラインイベント想定は変わらずに、 Microsoft Teams の会議の体験に統合していくようです。つまりオンラインイベント開催者が Microsoft Teams の会議で十分に使い慣れていれば、イベント開催の敷居も低くなるという事ですね。もちろんイベント参加者もその恩恵に授かると思います。これは非常に歓迎すべきですね。タウンホール機能は現時点の情報では10月5日から一般提供開始との事です。最終的にはライブイベントと同等の機能・仕様になる予定ですが、一般提供開始時にはまだ未展開な機能もあるようです。また、より高度なタウンホールの機能を利用するには Microsoft Teams Premium のライセンスが必要との事です。これら詳細に関しては、こちらも英語記事になりますが以下の記事を要チェックです。
【参照】Introducing Town Halls in Microsoft Teams and Retiring Microsoft Teams Live Events - Microsoft Community Hub
上記記事ページのスクリーンショット
いかがでしょうか。大注目の機能がたくさんありますね。他にも動画編集アプリの Microsoft Clipchamp が商用の Microsoft 365 に追加開始されはじめています。 OneDrive for Business の体験も大きく変わるという話もあります。延期になってしまっていますが、 Microsoft Lists の体験も大きく変わる予定です。また長い間パブリックプレビュー中の Microsoft Loop アプリもさすがにそろそろ一般展開されると勝手に予想しています(願望も込めて)。ここでは紹介しきれない今後のロードマップは少し大げさですが星の数ほどあるので、 Microsoft 365 を利用している方、情報はザックリでもキャッチアップしておくと良いですね。
このように微力ながらJBCCもこのようなアウトプット活動を通して皆さんのお役に立てればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。また、JBCCには Microsoft 365 のプロフェッショナルも多数在籍しており、JBCCから Microsoft 365 を契約していただいたお客様には、お客様と寄り添いながら進める伴走型のワークショップやお客様同士のつながりを持てる場でもある Microsoft 365 利活用雑談 Café を開催するなど Microsoft 365 の利活用・定着のご支援をしております。気になった方は是非お問い合わせください。
Microsoft 365を徹底的に使い倒す!JBCCオリジナル Microsoft 365 ワークショップ
それでは、素晴らしい Microsoft 365 ライフを!
執筆者
Power Apps で作成した楽器アプリ |
中村太一JBCC株式会社 Microsoft 365 担当 「Microsoft MVP(Most Valuable Professional)」を2018年から連続受賞。 |
JBCC株式会社JBCC株式会社は、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援するITサービス企業です。クラウドサービスを中心にシステムの設計から構築、運用までを一貫して手掛けており、クラウド 2,411社、超高速開発による基幹システム構築 480社、セキュリティ 1,110社の実績があります。 |