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2024年01月10日

2024年10月16日

「Microsoft 365 大好きオジサン」の気になる2023年12月のアップデート

あけましておめでとうございます。「Microsoft 365 大好きオジサン」こと 中村 太一 です。本年もよろしくお願いいたします。...と、本記事が公開されるのは2024年なので新年の挨拶をしましたが、原稿を書いている今はまだ2023年です。我が家のクリスマスの飾り付けも外してお正月に向けて大掃除など大忙しです。そして12月30日には家族全員で大好きなバンドのライブに参加予定なので楽しみです。気分はすでに年末年始のお休みの雰囲気ですが、それでは今回も先月(2023年12月)の気になるアップデート情報から僕の独断と偏見で3点挙げて紹介していきます。

「Microsoft 365 大好きオジサン」の気になる2023年12月のアップデート

商用データ保護版 Copilot:2023/12/01 から一般提供開始

商用データ保護版 Copilot (旧 Bing Chat Enterprise)は、 Microsoft 365 の多くのライセンスで商用データが保護された安全な状態で生成AIを気軽に利用できますが、2023/07/18 からこれまでプレビュー提供だったんですよね。それが 2023/12/01 からついに一般提供開始されました。 Microsoft Copilot for Microsoft 365 が未だに多くのユーザーが利用できない(ライセンスを購入できない)状態な中で、まずは Copilot で安心安全に生成AIの便利さを享受できますね。プレビュー状態から一般提供という事で、より安心して利用できます。

商用データ保護版 Copilot:2023/12/01 から一般提供開始
商用データ保護版 Copilot:2023/12/01 から一般提供開始

Microsoft Teams:チャネルでも Loop コンポーネントが利用可能

本シリーズの前回の記事内で、Microsoft Loop の一般提供が 2023/11/15 から開始された事をとりあげましたが、 Microsoft Loop の発表から2年後でようやく一般提供開始されました。発表直後には Microsoft Loop を構成する3つの要素 Loop ワークスペース、 Loop ページ、 Loop コンポーネントの中でも、最小単位であり一番重要な要素でもある Loop コンポーネントが、当時は「ライブ コンポーネント」という名前で Microsoft Teams のチャットで利用する事ができました。言い方を変えると、 Microsoft Teams 内ではチャットでしか利用できなかったんですよね。それが2年経ってようやくチャネルでも利用できるようになりました。以前からチャネルでも Loop コンポーネントを利用したいという要望は多かったのでうれしい人も多いハズです。 Microsoft Loop 自体が未だに使い方を様子見している方も多いかもしれませんが、 Microsoft Teams の会議のメモが Wiki から Loop コンポーネントに置き換わったりと、徐々に浸透していくかと思います。

Microsoft Teams:チャネルでも Loop コンポーネントが利用可能
Microsoft Teams:チャネルでも Loop コンポーネントが利用可能

本機能で気を付けるべき点はデータの保存場所です。 Loop コンポーネントは作成する場所によってファイルの保存場所が異なるんですよね。 Microsoft Teams の中でもチャットから作成した Loop コンポーネントの保存先は、作成したユーザーの OneDrive for Business の中です。一方、チャネルから作成した Loop コンポーネントの保存先は、チャネルの「ファイル」タブ内に保存されます。つまり、そのチャネルが属するチームの裏側にある SharePoint のチームサイト内です。この保存先が違うという点は気を付けておきましょう。

Microsoft Teams:「ファイル」アプリから「 OneDrive 」アプリへ

Microsoft Teams の左にあるアプリバー内に既定で存在していた「ファイル」という名前のアプリがありました。中身はほぼ OneDrive for Business (以下 ODfB )ですが、 ODfB よりは見た目も機能もシンプルで簡易的なファイルを参照するなどで利用できるアプリでした。その「ファイル」アプリが「OneDrive」アプリに変更されたんです。これは名称変更のみではなく中身も変更されています。今まではシンプルな ODfB というようなアプリでしたが、「OneDrive」アプリは ODfB そのものが Microsoft Teams に埋め込まれているイメージです。見た目も機能もほぼ同等です。それにより Microsoft Teams 内でも ODfB が使えるようになった事で、より Microsoft Teams でデジタル業務が完結できるようになったのではと思います。

Microsoft Teams:「ファイル」アプリ →「 OneDrive 」アプリ
Microsoft Teams:「ファイル」アプリ →「 OneDrive 」アプリ

注意点としては既定でアプリバー内に存在していた「ファイル」アプリが名称変更されたので、これまで利用していたユーザーから「ファイルアプリが消えてしまった」という混乱が少なからず生じるのではないかと思います。必要あれば社内にアナウンスしておくと良いかもしれませんね。


12月のアップデート情報、いかがでしたでしょうか。本シリーズ記事で添えている画像は、毎月月末にJBCC のお客様向けに開催しているアップデート情報ウェビナーで利用しているスライド資料の一部です。本記事のようにブログでは厳選して3個程度しか紹介できていませんが、このウェビナーでは更に多くの情報をお伝えしています。JBCC のお客様向けなので、気になった方は是非お問い合わせください。

微力ながら JBCC もこのようなアウトプット活動を通して皆さんのお役に立てればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。また、 JBCC には Microsoft 365 のプロフェッショナルも多数在籍しており、 JBCC から Microsoft 365 を契約していただいたお客様には、お客様と寄り添いながら進める伴走型のワークショップやお客様同士のつながりを持てる場でもある Microsoft 365 利活用雑談 Café を開催するなど Microsoft 365 の利活用・定着のご支援をしております。気になった方は是非お問い合わせください。

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執筆者

JBCC株式会社 Microsoft 365 担当 中村太一

中村太一

JBCC株式会社 Microsoft 365 担当

「Microsoft MVP(Most Valuable Professional)」を2018年から連続受賞。
ユーザー企業の Microsoft 365 利活用促進を支援。
Microsoft Ignite などマイクロソフト社主催のイベントにも登壇。

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