「Microsoft 365 大好きオジサン」の気になる2026年2月のアップデート
皆さんお元気ですか?「Microsoft 365 大好きオジサン」こと 中村 太一 です。花粉症の症状が絶好調で、なかなかつらい毎日を過ごしていますが、皆さんはいかがでしょうか?当分はティッシュなしには生きていけない日々が続きますが、小脇にティッシュを抱えてもオシャレに見えるアイテムが欲しいところです。
それでは今回も先月(2026年2月)の Microsoft 365 のアップデート情報から僕の独断と偏見で気になる3点を挙げて紹介していきます。(一部2026年3月時点の最新情報も含みます。)
Microsoft Teams : メッセージ内の Enter キーの動作を選択できる設定
多くの Microsoft Teams ユーザーにとって、積年の恨…じゃなく長年の要望が実現される事になります。多くの人が一度は失敗してしまう、チャットのメッセージ内で入力している時に、改行したくてウッカリ Enter キーを叩いて、入力途中のメッセージを送信してしまう、いわゆる「 Enter 誤送信」問題。その Enter キーの動作を既定の「送信」から「改行」に設定変更できるようになりました。いや、厳密には本記事執筆段階でもアップデート展開中なので、これからアップデートされるユーザーもいるので現在進行形です。
こちらアップデートが展開されると、メッセージ欄に1文字でも入力すると、メッセージ欄外の右下に「 Shift + Enter キー 改行します。」と表示されます。そこをクリックすると設定画面の該当項目へ遷移し、既定は従来通り Enter キーはメッセージ送信ですが、改行に変更できます。これでメッセージ欄内でいくら Enter キーを押しても送信されなくなり、これまで何度も誤送信をしていた方は解消されるでしょう。
この問題は Microsoft Teams の誕生した2017年3月14日以降から長年大きな要望として挙げられていました。本当に長い間の課題が解消されすね。ちなみに僕の誕生日は3月8日、息子の誕生日が3月17日なのも覚えておいてください!
Microsoft Teams : チャットの共同メモ(ノート)
情報共有において「フロー情報」「ストック情報」という区別がありますが、チャットにおいては流れてしまう情報なのでフロー情報と分類されます。しかし流れてしまっては困る情報もあり、そのストック情報をどう蓄積するか?という点も課題としてあります。
Microsoft Teams のチャットであればこれまでも色々な手段がありますね。
例えば、特定メッセージをピン留めさせることだって一つの手段とも言えるでしょう。他にはタブで OneNote を追加する事もできるし、Word だってWhiteboard だって追加できます。これらはタブを追加するというひと手間の操作が必要です。今回はそんな操作をせずとも1対1チャットやグループチャットに標準で備わる、情報をストックさせられる機能が追加されました。
こちら Microsoft Teams 内の画面でも表記揺れがあるので「メモ」や「ノート」と呼ばれます。チャット画面の右上に従来から「今すぐ会議」ボタンや検索の虫眼鏡ボタンがある並びに「メモを開く」というボタンが登場しました。
クリックすると右側にノートが開かれます。開くと Microsoft 365 を使い慣れている人ならすぐにわかりますが、利用している技術は Microsoft Loop の Loop ページです。これがチャットメンバーにアクセス権が付与された状態でリアルタイム共同編集ができるようになっており、もちろんチャットにメンバーが追加・削除されるとノートの方も自動的に同じアクセス権になるので、限りなくメンテナンスフリーでセキュアです。
さて、僕はこのような新機能が出るとデータの保存場所を必ず確認しますが、このチャットのメモ(ノート)は特殊な「 SharePoint Embedded 」という領域に保存されます。 SharePoint と冠していても耳馴染みのない名称ですが、基本的には開発者向けの話題になるので、エンドユーザーの方が覚えておく必要はないでしょう。
ただ、意識しておいた方が良いのは、このメモが消えてしまうタイミングです。これはチャットからチャットメンバー全員がいなくなった時がメモの消えてしまうタイミングだそうです。特にストックさせたい情報は後々にも再利用するべきデータである可能性があり、データがどういう条件で消えてしまうのかは注意しておきましょう。組織にとって情報資産は大切ですからね。
Microsoft 365 ライセンスのみでも Excel のエージェントモードが利用可能になった
ここ数か月は「エージェント モード」が大きな話題となっておりますが、利用できるユーザーの母数を考えるとこれが一番話題性は高いのではと思います。
Word / Excel / PowerPoint のエージェントモードは、それぞれコンテンツの中身を直接編集してくれます。今までの各 Copilot Chat では、中身を直接編集してもらおうと指示を出してもやってくれなくてガッカリした方も多いのではと思います。
そのエージェントモードは、これまで Microsoft 365 Copilot ライセンス保有ユーザーのみ利用できていましたが、いよいよ Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用できるようになりました。まずはその第一弾が Excel のエージェントモードです。
もちろん Microsoft 365 Copilot ライセンスの有無で違いがあります。例えばファイルが添付できなかったり、モデルの選択ができなかったり。それでも Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーがエージェントモードを利用できるようになるという事は、業務として大きなインパクトがあると思います。少なくとも僕はここ半年でかなり Excel のエージェントモードに助けてもらいました。是非これは試してみてください。
さて、実は本記事執筆時にすでに大きなアップデートの話が多数アナウンスされています。来月以降の記事で徐々に実際にアップデートが展開されてきたら紹介する予定ですが、一つだけ挙げるとしたら、今話した「エージェントモード」という名称は現時点で既に過去の名称になってしまいました。もうこの旧エージェントモードが Word / Excel / PowerPoint の Copilot の日常になるとの事です。せっかく名前を覚えた人にとっては困りますね。
生成AIは日々目まぐるしく変化していきます。当然考え方や概念自体も変化が激しいのでネーミングも難しいですね。なので僕は来月以降も皆さんにがんばって最新情報をお届けできればと思います。
2月のアップデート情報、いかがでしたでしょうか。本シリーズ記事で添えている画像は、毎月JBCC のお客様向けにご案内しているアップデート情報動画配信で利用しているスライド資料の一部ですが、本記事のようにブログでは厳選して3個程度しか紹介できていませんし文章でしかお伝えできませんが、その動画では更に多くの情報をデモを交えてお伝えしています。また2025年6月分からは Microsoft 365 Copilot の最新情報もお届けするようになりました。JBCC のお客様向けなので、気になった方は是非お問い合わせください。
微力ながら JBCC もこのようなアウトプット活動を通して皆さんのお役に立てればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。また、 JBCC には Microsoft 365 のプロフェッショナルも多数在籍しており、 JBCC から Microsoft 365 を契約していただいたお客様には、お客様と寄り添いながら進める伴走型のワークショップやお客様同士のつながりを持てる場でもある Microsoft 365 利活用雑談 Café を開催するなど Microsoft 365 の利活用・定着のご支援をしております。気になった方は是非お問い合わせください。
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詳細を見る執筆者

中村太一
JBCC株式会社 Microsoft 365 担当
「Microsoft MVP(Most Valuable Professional)」を2018年から連続受賞。
ユーザー企業のMicrosoft 365利活用促進を支援。
Microsoft Ignite などマイクロソフト社主催のイベントにも登壇。
Microsoft 365 大好きオジサンこと中村太一が
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