「Microsoft 365 大好きオジサン」の気になる2025年11月のアップデート
皆さんお元気ですか?「Microsoft 365 大好きオジサン」こと 中村 太一 です。もう12月ですね!12月は50歳手前のオジサンでもワクワクする月です(よね?同世代の男性の方々!)。クリスマスや年末年始の雰囲気も良いし、休暇もあるし、何かに理由をつけて美味しいモノを食べられます。あ、我が家は家族全員ケーキよりもフルーツ大好きなので、今年もクリスマスケーキならぬクリスマスフルーツ予定です!
それでは今回も先月(2025年11月)の Microsoft 365 のアップデート情報から僕の独断と偏見で気になる3点を挙げて紹介していきます。
Microsoft Teams : 会議のリアクションが連打できるように戻った
11月には Microsoft の大型イベント「 Microsoft Ignite 2025 」が開催され、たくさんの新情報が飛び交いました。 Microsoft 365 Copilot 関連でも「 Work IQ 」「 Agent 365 」「 Microsoft 365 Copilot Business 」など気になるワードもあります。だがしかし、本記事はマイペースに目の前でアップデートされている機能を紹介していきますが、今回は輪をかけて平和なアップデート情報というか仕様変更の情報からお話をしていきます。
Microsoft Teams の会議では絵文字を利用したリアクションができます。オンライン会議だと声によるリアクションが邪魔になってしまう場合もあるので、サイレントな絵文字のリアクションをよく利用されている方もいるでしょう。そんな会議のリアクションですが、1回リアクションするのにこれまで2クリックが必要でした。というのも会議ウィンドウのバーの「リアクションする」をクリックすると下に絵文字のバーが表示され、絵文字バーから絵文字をクリックすると絵文字バーが消える仕様だったからです。
しかし、11月下旬あたりにシレっとその仕様が変更され、絵文字をクリックしても絵文字バーが消えなくなりました。つまり絵文字をクリックするとクリックした分だけリアクションができます。クリックを連打すると1人でも賑やかなリアクションが可能になりました。いや、実は可能になったというより「戻った」が正確です。というのも実は数年前も一時期連打ができる仕様になったのですが、いつしか連打できない仕様に戻ってしまったんです。なので、もしかしたらまたシレっと連打できなくなる可能性もあります。
さて、どうしてこのような緩いネタを取り上げたのかというと、会議のリアクションが大事なシーンってあると思うんです。例えば誰かが表彰された報告があった時や、誰かが感動するプレゼンをした時など。対面会議なら歓声があがるところが、オンラインだと音声が邪魔になるので歓声があがりづらく、そもそも常にマイクをミュートにしている状態だったらわざわざ解除までして歓声をあげるのも…という状況。でもその他者からの歓声ってモチベーション維持や充実感には結構重要な要素じゃないですか。そして僕は経験があるのでわかりますが、オンライン会議のリアクションが豪華なのも割と満足度高いです。是非、オンライン会議で通常なら歓声をあげるべき場面がありましたら、連打できる仕様の間はリアクション多めにする事を試してみてください。あ、もちろん場面を選ばないといけませんけどね。
Microsoft Teams : レコーディングが録音のみでも可能になった
Microsoft Teams の会議をレコーディングするのはもはやスタンダードな行動になっていますよね。とりあえずレコーディングしておけば参加できなかった人もキャッチアップできるし、参加した人も後から再確認したい場合にも有用です。特に参加できなかった人が参加した人に「あの会議どうだった?内容教えて!」とか言われると…面倒くさいですよね。そういう時に「レコーディングしていますよ!」って言うだけでOKですよね。そんなスタンダードとなっている会議のレコーディングですが、音声とカメラ映像とコンテンツを共有している場合は画面共有などが動画データとして保存されます。それがアップデートで音声のみのレコーディングが可能になりました。
こちらのアップデートは Microsoft のアナウンスでは、プライバシーに配慮したアプローチとの事です。カメラ映像の顔情報などの漏洩に関する懸念をなくすなどの意味です。場合によってはそういう配慮が必要な会議もあるけど音声のレコーディングはしたいという場合に有効でしょう。現時点での注意点としてはレコーディングを開始する際に出てくるボックス内で「その他のオプション」というテキストをクリックしないとレコーディング内容の選択項目が表示されないという点。目立たないのでそのような選択ができることがユーザーにとっては気が付かないんです。必要に応じて社内にアナウンスしておくと良いでしょう。ただ、これは結構使いどころが難しいですね。オンライン会議においては画面共有する場合が非常に多いですが、その情報がない音声データだけではレコーディングとしては意味をなさない場合もあるでしょう。あらかじめコンテンツを共有する事がない会議というのもなかなか判断が難しいですね。
リサーチツール エージェントでソースを選択できるようになった
Microsoft 365 Copilot ライセンスが必要ですが、 複雑な情報収集と推論を行える「リサーチ ツール」エージェントは「アナリスト」エージェントと共に今年2025年に一般提供開始されました。 Microsoft 365 Copilot ライセンスで利用できる大きなメリットは、 Microsoft 365 内のデータも情報収集してくれる点です。例えば「今年の自分の社内コミュニケーションについて考察し、改善点を示してもらいたい。」という依頼をすれば、 Microsoft 365 内のメールやチャットや会議や共有コンテンツなど総合して考察してもらえます。もちろん業務用途であっても自社製品・サービスと競合の比較など色々と有用です。そのリサーチ ツール エージェントでソースを選択できるようになりました。情報収集する情報源の選択です。
今まではWebと職場の両方をソースとして回答をしてきましたが、例えば「Webの情報だけ」とか、逆に「Webの情報は入れてほしくない」という場合や「メールだけの情報を」のような場合もソースを選択するだけで可能になりました。特に社内情報のみでリサーチしてほしい場合もあると思うのでうれしいアップデートですね。もちろん社内情報と言っても大原則として利用しているユーザーのアクセス権の範囲内の情報という点は絶対ですけどね。
11月のアップデート情報、いかがでしたでしょうか。本シリーズ記事で添えている画像は、毎月JBCC のお客様向けにご案内しているアップデート情報動画配信で利用しているスライド資料の一部ですが、本記事のようにブログでは厳選して3個程度しか紹介できていませんし文章でしかお伝えできませんが、その動画では更に多くの情報をデモを交えてお伝えしています。また2025年6月分からは Microsoft 365 Copilot の最新情報もお届けするようになりました。JBCC のお客様向けなので、気になった方は是非お問い合わせください。
微力ながら JBCC もこのようなアウトプット活動を通して皆さんのお役に立てればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。また、 JBCC には Microsoft 365 のプロフェッショナルも多数在籍しており、 JBCC から Microsoft 365 を契約していただいたお客様には、お客様と寄り添いながら進める伴走型のワークショップやお客様同士のつながりを持てる場でもある Microsoft 365 利活用雑談 Café を開催するなど Microsoft 365 の利活用・定着のご支援をしております。気になった方は是非お問い合わせください。
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詳細を見る執筆者

中村太一
JBCC株式会社 Microsoft 365 担当
「Microsoft MVP(Most Valuable Professional)」を2018年から連続受賞。
ユーザー企業のMicrosoft 365利活用促進を支援。
Microsoft Ignite などマイクロソフト社主催のイベントにも登壇。
Microsoft 365 大好きオジサンこと中村太一が
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