サポーターズが革新を支える!DXの一環として kintoneを導入

村田機械株式会社

村田機械株式会社 様

設立:1935年 7月

本社:京都府京都市

事業内容:

  • 繊維機械
  • ロジスティクス/FAシステム
  • クリーン搬送システム
  • 工作機械
  • 情報機器
  • 制御機器の製造販売

URL:https://www.muratec.jp/

kintone導入のポイント

kintoneでエンドユーザー発の業務改革

  • システムのデータ連携で利便性が向上
  • Excelの業務を全て置き換え、情報の点在化を防止
  • "ハンコレス"を実現、在宅勤務もスムーズに

村田機械株式会様は、ボトムアップから実行するDXの一環として、kintoneを導入。事業部の選抜メンバーから構成されるサポーターズを結成するなど、普及する仕掛けを次々と打ち出し、現在のユーザー数は約350名にまで増加しています。これまでの道のりについてkintoneの普及に尽力した繊維機械事業部 システム管理 課長 田桐 千津子様と、kintoneサポーターズとして業務改善を牽引した繊維機械事業部、村田パーツ販売株式会社の皆様にお話を伺いました。

(以下敬称略)

目次
  1. <お客様について>
  2. <導入のきっかけ>ノーコード開発の時代が来た!
  3. <導入のポイント>kintoneのメリットを知ってもらい、普及につなげる
  4. <今後の展望>社外との情報連携も視野に入れ、価値を高める

<お客様について>

ー 村田機械株式会社様の事業内容についてお聞かせください。

田桐:当社は1935年に繊維機械の製造・販売を出発点として創業し、ロジスティクス/FAシステム、クリーンルーム対応保管・搬送システムと領域を広げてきました。今日いる私たちの所属は繊維機械事業部と、グループ会社の村田パーツ販売の2つに分かれますが、同じフロアで一体となって仕事をしています。

志賀:村田機械の扱う繊維機械としては、大きく分けて自動ワインダーとボルテックス精紡機の2つがあります。機械を回線につないで遠隔でサポートを行うMSS(Muratec Smart Support)も展開しています。

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空気の力で、結び目なしに糸をつなぐ「マッハスプライサー」の開発に成功。
あらゆる繊維品質の高品質化を実現した。

砂原:村田パーツ販売株式会社では、村田機械が開発した全ての機械のパーツを販売しています。対象となる機械の種類は多く、中には30年以上前に開発された古い機械もあります。

ー IT全体としては、どのような課題をお持ちだったのでしょうか。

田桐: 2018年の戦略会議でシステムの困りごとが多いという意見が多く出て、システムを抜本的に見直すことになり、3年間のDXプロジェクトをスタートしました。

プロジェクトでは「基幹システムの改修」「事業部内システムの改修」「EUC(エンドユーザーコンピューティング」の3つの手段で課題解決を図ろうとしています。EUCはシステム管理チームがフォローしきれない細かな業務改善を、実際に業務に携わる人にやってもらおうというものです。すでにBIやRPAの導入に取り組んでいて、今回新たに挑戦したのがkintoneです。

<導入のきっかけ>ノーコード開発の時代が来た!

ー kintoneを導入しようと考えたきっかけをお聞かせください。

田桐:セミナーで他の企業がkintoneの発表をしているのを見て「もうコーディングして開発する時代ではないんだな」と思いました。最近はエンドユーザーも賢くなってきて、システム化の要望がどんどん来るのですが、私たちシステム管理の人数は限られているので、要望に応えきれません。そのためエンドユーザー自身で開発してもらいたいという思いがありました。最初は31ユーザーでスモールスタートしましたが、今は350ユーザーになっていますね。

ー 350人!すごい数ですね。導入ではどのような準備をしましたか。

田桐:kintoneは何もしなければただの箱なので、「何に使えるか」という具体的なイメージがなかなか持てません。そのため事例の共有が大切だと思い、情報交換の場として「kintoneサポーターズ」を発足しました。当社は「〇〇委員会」のような横断組織を作るのが大好きなんですが、私はネーミングに凝るほうなので(笑)、親しみやすい名前にしました。各チームからサポーターズを選出し、チームへ普及してもらっています。今日出席しているメンバーもサポーターズの一員です。またシステム管理で推進事務局を作り、相談会を定期的に開催しています。

ー システム管理側として気をつけたことはありますか。

田桐:ガバナンスを効かせるよりも、自由に使ってもらうことを重視しています。アプリを開発する権限は全員に開放していますし、場合によってはプラグイン連携の権限も付与しています。ルールも最低限しか設定していません。そのためにアクシデントが起こることもありますが、何より「使いたい」という気持ちを大事にしています。
自由に作らせているため、似たようなアプリがたくさんあるという指摘もありますが、それぞれの業務に最適化されていると判断しています。ただしマスタについては乱立するのは望ましくないため、基幹システム等から連携するように管理しています。

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「JBCCさんはkintoneに限らず、当社にあったソリューションを紹介してくれます」
繊維機械事業部 システム管理 課長 田桐千津子様

<導入のポイント>kintoneのメリットを知ってもらい、普及につなげる

ー サポーターズの皆様にkintoneでどのようなアプリを作ったのかお聞きしたいです。

岸:協力会社の海外のスタッフから報告書が届くのですが、メールで配信されるだけで、一元管理されていなかったため、報告書を蓄積するアプリを作りました。シンプルな仕組みですが、他のシステムとデータ連携することで利便性を高めています。私のいるチームは社内評論家が多く(笑)、使ってもらうまでが大変なのですが、私が実際にこのアプリを作ったことで、便利なツールだとわかってもらえました。

志賀:私のいる部署では業務にExcelを使うことが多いです。そのためどれが最新のファイルかわからなかったり、ファイルが肥大化したりという問題がありました。そこでまずExcelの使用を禁止して、kintoneに置き換えるというルールを決めました。現状の問題点を共有して共通のルールを作ったことで、反対する人も納得してくれました。

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「kintoneは導入前から注目しており、ずっと使いたいと思っていました」
繊維機械事業部 技術サービス部 MSS(Muratec Smart Support)チーム 主任 志賀 正和様(写真右)
「他のシステムとデータ連携できるところが、kintoneの魅力です」
繊維機械事業部 技術サービス部 AWチーム 主任 岸 輝様(写真左)

砂原:営業チームが品番を特定できない時に技術チームに問い合わせがくるのですが、メモやメール、口頭で行われ、履歴を残していませんでした。問い合わせをkintoneに一本化したことで、同じ質問が来た場合に過去の履歴を参照できるようになりました。またステータスを確認できるので、対応する仕事の量を平準化することができ、業務を効率化できています。

山田:お客様から機械の改造部品の見積依頼を受けた場合、技術チームが確認した後に業務チームが価格を決定するといった様に、複数のチームをまたぐ業務があります。今までは紙で処理を行い、押印して次のチームにまわしていました。この業務をkintoneに置き換えたことで、以前の様に用紙が埋もれて処理が途中で止まったままといった問題がなくなっただけでなく、コロナ禍で在宅勤務に切り替わった時も業務をそのまま継続することができました。

「紙でしか残っていない古い機械の情報を整理するのに役立っています」
村田パーツ販売株式会社 技術グループ 砂原 基様(写真右)
「システム開発の経験がない私でも簡単にアプリが作れました」
村田パーツ販売株式会社 企画グループ 山田 葵様(写真左)


<今後の展開>社外との情報連携も視野に入れ、価値を高める

ー 現状の課題はありますか。

山田:アプリを開発する人だけでなく、使う人もkintoneで何が出来るのかを知っていないと、業務に適したアプリを開発することができません。そのために部署内でも各チームの開発事例紹介を行い、使う人の知識も深めていける様に取り組んでいます。

岸:これからは属人化が課題になってきます。「作った人しかわからない」という状態にならないようにしたいと思います。また使う人の範囲も広がっているので、セキュリティについてはさらに検討していく必要があると思います。

ー 最後に今後の展望についてお聞かせください。

田桐:協力会社との情報連携をやっていく予定です。製造部門は協力会社の数が多いので、さらにkintoneの価値が上がると思います。今度は社外との連携になるため、セキュリティの観点を十分に検討して進めていきたいと思います。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

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