超高速開発で塾受付システムを1/3 の期間で刷新
講座受講やイベントなど商品をお客様の関心に応じて柔軟に提供

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学校法人河合塾

設立: 1955年3月14日(1933年11月3日創設)

所在地:愛知県名古屋市千種区今池2-1-10

事業内容: 教育事業(高卒生・高校生・中学生・小学生)、学校向け教育活動支援事業、教育の研究・開発

URL: https://www.kawaijuku.jp/


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導入前の課題

  • 用紙・FAX・電話経由の入力業務に手間やエラーが生じていた
  • 商品構成の変更に対応して適切に選びやすくしたかった
  • 受講ニーズの変化に柔軟に対応できるシステムへ刷新したかった

導入後の効果

  • 他社SIerの見積りに比べ開発期間を3分の1に短縮
  • 新しい講座を開設後、直ちに受付できるようにお客様サービスを改善
  • 商品・サービスをお客様の興味に応じて柔軟に提供

目次
  1. <導入の経緯>新受付システムではデータを業務に連携させ、受講ニーズの変化に柔軟に対応できるシステムへと刷新
  2. <導入のポイント>ローコード開発ツール活用に豊富な知見と経験を有し、大規模開発に必要な計画性と俊敏性を併せ持つJBアジャイル
  3. <導入の効果>他社SIerは開発に3年かかるという見積りが多い中、JBCCはその1/3となるおよそ1年で開発を完了
  4. <今後の展望>GeneXusとJBアジャイルを組み合わせれば、アジャイル開発はさらに洗練されたものになる

<導入の経緯> 
 新受付システムではデータを業務に連携させ、受講ニーズの変化に柔軟に対応できるシステムへと刷新

学校法人河合塾(以下、河合塾)は、1933年の創立以来、「汝自らを求めよ」を塾訓とし、「自らを求め、学びつづける人」への支援を使命に新たな教育価値を社会に提供し続けてきた。現在は、学力の評価・育成や教育手法・教材などを調査・研究する「教育研究開発活動」を軸に、幼児教育から社会人までを対象に受験対策やキャリア形成をサポートする「進学教育事業」と、高等学校・大学や法人を対象に教育・学力評価・人材開発などのソリューションを提供する「教育活動支援事業」を両輪として事業・活動を拡大している。

それら事業を情報システムの面で支えるのが業務改革システム部だ。グループの経営方針に沿って作成されたIT計画をもとに、全体を俯瞰した業務改善を行い、全体最適な教育システムと業務システムの導入を主なミッションとする。

2018年夏頃から実施された「高校グリーンコース」(高校生を第一志望大学に現役合格へと導くコース)の受付システム刷新プロジェクトもそのひとつだ。受付システムとは、塾の講座や模試、夏期/冬期講習、イベントなどをインターネットで受け付けるWebシステムのこと。従来は一部Web化されていたものの、窓口やFAX、電話による口頭で受け付けたリクエストを、人手でシステムに入力する運用が業務改革の課題となっていた。河合塾 業務改革システム部 部長 土井 康正氏は、「現在、日本では少子化が進み、予備校や塾には大胆な変革が求められています。お客様が河合塾の良さを理解していただけるよう、受付窓口では各コースの特性をきちんと分かりやすく可視化し、講座申し込み受付後の基盤は標準化することで、商品構成に急な変更が生じても、適切に選びやすくしておく必要がありました」と語る。


2021年1月からは新たに大学入学共通テストが始まったほか、2022 年度からは高等学校新教育課程(新課程)が実施される。従来に比べ、少人数の個別クラスや個人指導、リモート講習などが好まれるようになった。商品ラインナップが大きく変わる可能性があったという。「新受付システムではパッケージを活用した柔軟な仕組みを導入し、データを業務としっかり連携させることで、受講ニーズの変化に柔軟に対応できるシステムへと刷新することをめざしました」(土井氏)

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業務改革システム部 部長
土井 康正氏


<導入のポイント>
ローコード開発ツール(GeneXus) 活用に豊富な知見と経験を有し、大規模開発に必要な計画性と俊敏性を併せ持つJBアジャイル

大学入学共通テストの開始に備え、まずは高校グリーンコースの受付システムの更改を優先するために、迅速・高品質・低コストが開発プロジェクトの課題となった。その解決の鍵は、アジャイル開発にあると土井氏は確信していたという。


そうした中で注目したのが、当時業界でも話題となっていたローコード開発ツール「GeneXus」だった。データ項目やルールなど業務に必要な要件を定義するだけで、指定したデータベース・ソースコードを自動生成できる高生産性が、アジャイル開発を成功させる上での強力な武器になると考えた。そのため、GeneXusを駆使できる開発パートナー選びが重要になった。求めたのは開発体制がしっかりと整った中規模以上のSIer。その条件にマッチしていたのがJBCCだった。


JBCCはGeneXusを活用した独自のアジャイル開発手法「JBアジャイル」を得意とし、数多くの開発プロジェクトを手掛けていた。その実績には多数の予備校や学習塾も含まれていた。通常のアジャイル開発とは異なり、JBアジャイルは要件定義をきちんと実施し、機能数とスコープを明確にさせた上で、イテレーションを5度回す(プロトタイプで2回、プロダクトで2回、パイロットで1回)という独特な手法を用いる。これにより利用者のニーズや使い勝手が明確になり、見落としがちな潜在要件も顕在化させる事が可能になると考えた。


「JBアジャイルの優位点は、GeneXusの知見と経験が豊富であるほかに、大規模基幹システム開発を計画的かつ俊敏に進める役割分担の体制が整っていることにあります。GeneXusの利点を最大限活かし、プロジェクトマネージャー、セッションリーダー、プログラム開発者、テスト担当者が役割分担し、チームワークで高速に開発を進めていく手法に現実味があると感じました」と土井氏は指摘する。

また河合塾では、受付システム更改の要件定義に先立ち、今後のあるべき姿を定義するグランドデザインを設定した。表層の業務要件や戦略、プロモーションなどが急に変わっても、基盤となるグランドデザインを固めておくことでシステムの改修を極力最小化できるよう柔軟性を高めることが目的だ。

<導入の効果>
他社SIerは開発に3年かかるという見積りが多い中、JBCCはその1/3となるおよそ1年で開発を完了

2019年2月から新受付システムの開発を開始した。JBCCは、商品マスタ登録、時間割登録、受付業務を担当し、2020年2月から本番運用がスタートした。

JBアジャイルを活用した最大の効果は、やはり開発期間の短縮だった。受付システムは申し込みのほか、解約や返金、口座の振替など複雑にロジックが組まれており、RF(I 情報提供依頼)段階での他社SIerの見積りでは、開発完了まで3年という回答が多かったという。それに対し、JBCCは実質1年以内に開発を完了。およそ3分の1の開発期間で本番運用開始を実現したことになる。 


また、限られた期間での受講申込をフレキシブルに対応する仕組みへとしたことで、現在は講座が新設された直後から受付開始可能になり、お客様へのサービス改善につながっている。共通基盤に商品マスターさえ登録すれば、テキストや教材などさまざまな商品を販売できるため、塾生は24時間・365日いつでも申し込みが可能になった。これはグランドデザインの考え方に沿ったものだ。

画面やアルゴリズムのロジックは全てJBアジャイルで開発したAPIを活用し、稼働後に問題が発生してもすぐに手直しやアップデートできるようになった。データ加工や画面の新規開発もGeneXusで処理できるので、別途SQLで開発する必要がなく、データベース管理も非常に楽になったという。

「将来を見据えた"システムのあるべき姿"を描き、機能の汎用化やカスタマイズの柔軟化という共通認識をもってチャレンジした結果、年度をまたいだ商品の提供や、フレキシブルな支払方法、お客様が選択しやすい画面などが実現しました。付加価値の高い商品・サービスをお客様の興味や目標に応じて柔軟に提供できるようになったことは大きな成果です」と土井氏は評価する。

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<今後の展望>
GeneXusとJBアジャイルを組み合わせれば、アジャイル開発はさらに洗練されたものになる

今後は、受付システム以外のシステム更改にもアジャイル開発を適用していくという。具体的には、受付システムと連動する教育システムへのログインの分析・解析、それに基づくお客様へのリコメンド、提案などをAPIで連携する仕組み作りなどがテーマとなる。当然、GeneXus活用が前提となるため、JBアジャイルも有力候補に挙がっていくだろう。

土井氏は今回のプロジェクトを振り返り、JBアジャイルのパフォーマンスを高く評価する。「GeneXusとJBアジャイルの組み合わせは非常に有効で、さらに洗練されたものになるでしょう。今後も河合塾の教育手法、業務改善、データ分析に寄り添っていただき、品質・セキュリティ・価格のバランスが取れた仕組みづくりや、教育分野への先進技術適応などに挑戦し続けるパートナーとして支援してくれることを期待しています」


本日は貴重なお話しをありがとうございました。


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