病院内の仮想化基盤をHPE SimpliVityへと統合
シンプルかつ安心感のあるインフラの確立へ
岡山医療生活協同組合 様 発足: 1960年 所在地:岡山県岡山市中区赤坂本町2番20号 事業内容: 地域医療の中核病院の運営 |
岡山県岡山市中区を拠点に、地域医療の中核病院として重要な役割を担っている岡山協立病院。ここでは老朽化した仮想化基盤の一部が、JBCCの提案によってHPE SimpliVityへと移行されています。 その最大の理由は、最小2台というコンパクトな構成でHCIを実現できること。
また他にも、HPE SimpliVityならではの特徴も魅力的だったといいます。それでは実際に、どのような点が 評価されたのでしょうか。そして今後の展望は。岡山協立病院を運営する岡山医療生活協同組合で情報システム課 主任を務める名里 明泰氏にお話を伺いました。
目次
|
HCI製品として最小構成2台からスタートできる点が決め手に
Q:今回、情報システムの一部の基盤をHPE SimpliVityへと移行していますが、それ以前のシステムはどのような状況でしたか。 A: 移行対象となったシステムは医事会計システムと、電子カルテシステムと接続するための連携サーバーですが、これらは2011年に導 入された仮想化基盤の上で動いており、すでに老朽化が進んでいました。また高信頼性仮想化システムを実現するため、日本ストラタステクノロジーの「everRun」も利用していましたが、これも保守期限が切れてしまい、万一システムが停止したとしても対応できない 状況になっていました。 |
岡山医療生活協同組合 総合病院 岡山協立病院 情報システム課 主任 医療情報技師 |
医事会計システムや電子カルテとの連携サーバーは、停止してしまうと病院の運営が止まってしまい、地域の皆さまに多大なご迷惑 をかけてしまいます。そこで2016年夏頃からシステム基盤の刷新に向けた検討を開始しました。
Q:現在HPE SimpliVity上ではどのようなシステムが動いていますか。
A:当初から移行対象となっていた医事会計システムや連携サーバーに加え、栄養管理システムや麻酔記録システムもこの上で動かしています。
栄養管理システムは以前、Windows Server 2003で動いていたものであり、この移行のタイミングで最新バージョンにしました。 また麻酔記録システムは、今回新規導入したものです。
技術力の高さを生かしたJBCCの提案を評価
Q:移行先としてJBCCが提案したHPE SimpliVityを 採用されましたが、その選定理由は何ですか。
A:まず第1は、JBCCの技術力を高く評価しているからです。
以前の医事会計システムもJBCCが導入したものであり、当病院の状況をよく理解した上で、最適なものを提案してくださいました。
今回提案を募ったのはJBCCだけではなく、他にも複数のインテグレーターから提案をいただきました。その中からJBCCの提案を採用したのは、今回もその提案内容が優れていたからです。
他のインテグレーターの提案は、いずれもHPE以外のHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)製品を利用するものでしたが、最低でも物理サーバーを3台導入する必要がありました。これに対してJ B C C が提案したHPE SimpliVityは、最小構成で2台からスタートできます。これによって物理構成をよりシンプルにでき、運用管理の負担も軽減できると期待しました。
Q:最小構成の台数を重視したのですね。
A:当病院ではすでにサーバー室が手狭になっており、2020年にはこれを移転することが検討されています。実際に移転が行われた場合には、現在の建物とは異なる建物に間借りする可能性が高くなるため、サーバーの設置スペースが大きくなるとコスト増大要因になります。このような状況になることを避けるためにも、コンパクトなサーバー構成にすることが望ましいと考えていました。
コンパクトさに加え、ストレージがオールフラッシュであることやインメモリテクノロジーによる高速処理、ストレージ専用チップによる重複排除なども魅力的でした。またストレージに格納されるデータは、ハードウェアによるRAIDと、ノード間でミラーリングされるRAINによって保護されており、安心感が高いことも評価しました。
これらの理由から、2017年11月にJBCCの提案を採用することにしました。
※画像をクリックすると拡大します
続きは、下記より資料をダウンロードしてご覧ください。
事例資料ダウンロード
病院内の仮想化基盤をHPE SimpliVityへと統合シンプルかつ安心感のあるインフラの確立へ| |