株式会社YKイノアス 様 住所:東京都文京区湯島三丁目26番9号1 創立年月日:1916年 従業員数:200名 |
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信頼性向上、BCP/DRの観点からサーバ刷新を決断
1916年創業のYKイノアスは、100年を超える歴史を持つ化学関連の専門商社だ。現在は、総合化学メーカーであるデンカグループ傘下の企業として、化学製品や合成樹脂、電子材料等のデンカグループ各社の製品、有力内装材メーカーのカーペット・壁紙・床材などを扱っている。さらに独自の防水技術を活用した防水工事の施工サービスは、特にベランダ用として高く評価され、ビジネスも好調だ。 同社はこれまで、自社ビル内のサーバルームで基幹システムをはじめとするITシステムを運用・管理してきたが、サーバの保守切れを契機に、データセンターへの移行とファイルサーバの刷新を図ることになった。その理由について、YKイノアスで取締役 管理本部長を務める田中健司氏は次のように説明する。 「これまで利用していたサーバの保守が切れるのを契機に、最新の基盤に刷新することにしました。また、親会社から冗長化・信頼性向上や、BCP(事業継続計画)/DR(災害対策)の実施を求められていました。そのため、自社サーバルームでの運用から、データセンターの活用も同時に検討することにしたのです」(田中氏) 旧サーバを導入したのは2010年。すでに7年以上が経過し、現場レベルでもパフォーマンスとストレージ容量、さらに運用面で課題を感じることが増えていたという。同社の管理部システム課で課長代理を務める伊東洋一 氏は次のように説明する。 「今までは、情報システム部門の担当者2名でシステムを運用・保守してきました。ですから、たとえばビルの定期点検があるときは、週末にサーバを停止させ、翌週月曜日の早朝に起動する作業が必要です。また、ストレージ容量がひっ迫すれば、データを整理して空きを確保する必要もあります。物理サーバ上で稼働させていた仮想サーバが2系統あるのですが、月に1~2回は片方がダウンして対応が必要になるなど、運用負荷も大きかったです」(伊東氏) |
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価格、性能、容量のすべてが秀でた「SimpliVity」
「当初はクラウドを中心に提案したのですが、YKイノアスさまの場合はTCOでかえって高コストになる懸念がありました。そこで、引き続き既存メーカーのサーバで進めようと考えていましたが、そこに登場したのがHPE SimpliVityだったのです」(飯田氏)YKイノアスから相談を受けたJBCCでは、当初は既存メーカーのサーバやクラウドの利用を提案したという。提案の経緯について、JBCCの広域事業部 首都圏営業部 飯田義信氏は次のように説明する。 「HPE SimpliVity」(以下、SimpliVity)は、2017年6月から国内販売が開始された最新のハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品だ。2017年2月の米HPEによるSimpliVityの買収完了後、満を持して市場に投入した製品である。 SimpliVityの特徴は、ハードウェアアクセラレータカードを搭載し、稼働中のアプリケーションに影響を与えることなく重複排除/圧縮処理ができる点。これにより、ストレージ容量を大幅に削減できる。さらに、バックアップツールを標準搭載し、最小2ノードから導入可能と、特に中小企業にとってはメリットの大きい製品となっている。 |
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JBCCでは、いち早くSimpliVityを検証し、YKイノアスのニーズに最適だと判断した。
「我々は、これまでも複数メーカーのHCI製品を扱ってきましたので、HCIの提案・構築経験は十分ありました。その中でSimpliVityがベストだと判断した理由の1つは、シンプルで消費電力が小さいことです。今回、システムをデータセンターに移設することから、消費電力が大きいとランニングコストが上昇してしまいます。しかし、SimpliVityであれば問題ないと判断しました。もちろん、SimpliVityのパフォーマンスやHCIとしての拡張性も重要な要素でした」(飯田氏)
提案を受けたYKイノアスも、価格、性能、ストレージ容量の観点でSimpliVityを高く評価。唯一、新しい製品であることだけが不安材料だったが、そこはJBCCの「HPEとも協力して万全の体制で支援する」という力強いサポートを受け、SimpliVityの導入を決断した。
「重複排除」「圧縮」の常識を覆し、ハイパフォーマンスを実現した「HPE SimpliVity」の3つの技術要素
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