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2025年09月24日

安川アジアパシフィック、ASEAN 5か国でグローバルICT統制システムを構築

JBCC(Thailand) Co., Ltd.
JBCCホールディングス株式会社

JBCCグループの技術支援により現地主導と全体統制を両立し、セキュリティ基盤を強化

ITサービス業のJBCCグループ*1 の子会社JBCC(Thailand) Co., Ltd.(本社:バンコク、代表取締役社長:冨山 知典、以下 JBTH)は、YASKAWA ASIA PACIFIC PTE. LTD. *2(本社:シンガポール、President & CEO:陣内 信朗、以下YAP)が統括するASEAN 5か国拠点全てにおいて、ICT統制とセキュリティ強化を目的とした「グローバルICT統制システム」を構築しました。本システムは、ICT規定の策定、規定にもとづくシステム仕様の決定と実装、及びこれらを正しく運営する体制づくりの3要素で構成されています。JBTHがコンサルティングと技術支援を包括的に提供することで、YAPグループ全体のセキュリティ基盤の強化に大きく貢献しました。引き続き、運用体制の定着と、さらなるICTセキュリティの強化に伴走しています。

*1 JBCCホールディングス株式会社及び事業会社の総称 (https://www.jbcchd.co.jp/corporate/group/
*2 ロボット・モーター制御技術で知られる株式会社安川電機のグループ企業、ASEAN地域の統括本社

YAPは、安川電機のグループ企業で、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムの5か国で現地法人を設立し事業を展開しています。安川電機が掲げる「データを世界の共通言語に」というスローガンのもと、データドリブン経営への転換を強く推進しており、データセキュリティを担保するため、YAPグループ全体でのICT統制とセキュリティ強化が求められていました。

JBTHは、ASEAN地域でのICTセキュリティ支援における豊富な実績を活かし「グローバルICT統制システム」の構築を提案しました。まずASEAN 5か国で現地調査を行い、ICT環境とセキュリティレベルを可視化。結果を踏まえてYAPグループ標準のICT規定を策定し、規定レベル到達に必要なシステム仕様を決定。各拠点の現地ITパートナーと連携して段階的な実装を支援しつつ、持続可能な運営体制を構築しました。
各拠点の事情に即した対応を実施することで現地主導とグループ全体の統制を両立し、YAPグループのデータ活用に向けたICT統制とセキュリティ基盤の強化を実現しています。

安川アジアパシフィック グローバルICT統制システム概要図

安川アジアパシフィック(YAP)「グローバルICT統制システム」の特長

1. 5か国各拠点のICT環境とセキュリティレベルを可視化

  • JBTHが現地でICTセキュリティ診断を実施、各拠点のセキュリティレベルを客観的に評価
  • 各拠点の現地ITパートナーとの面談を実施、ICTセキュリティ含めた支援体制を確認
  • 安川電機の日本国内向けセキュリティレベルと各拠点の到達レベルを鑑みて段階的な対応策を策定

2. ICT規定とシステム標準を決定・実装、持続可能な運営体制を構築

  • IPA基準*3を参考に現地で実行可能なYAPグループポリシーを策定
  • リスクベースで優先順位を決定し段階的なシステム実装を展開、ファイヤーウォールやEDR*4などを整え、さらにLAN標準化とバックアップ強化を推進
  • YAPグループ全体で定期的なICTセキュリティ診断の実施体制を確立、継続的な改善サイクルが機能

*3 情報処理推進機構(IPA)が、経済産業省の指針に基づき策定した「情報セキュリティサービス基準」
*4 PCやサーバーなどのエンドポイント端末に対する不正な挙動をリアルタイムで監視・検知し、迅速に対応するためのセキュリティソリューション

3. JBCCグループの支援により、現地主導と全体最適を両立

  • 各拠点の現地ITパートナーと協業し、不足領域はJBTHが技術支援で充足する実践的なアプローチを実施
  • コンサルティングから、各国拠点の体制づくりや自社エンジニアによる運用支援まで、JBTHが柔軟に対応

詳細は、JBCCサイトのお客様事例でご確認ください。

事例紹介

【YASKAWA ASIA PACIFIC PTE. LTD. 様】
マネージドセキュリティサービスを活用し、グローバル拠点のICT 環境を統制

事例動画

JBCCグループはDXサービス「HARMONIZE 2.0(ハーモナイズ 2.0)」で先進技術を最適構成で活用できるクラウドサービスや高度化するサイバー攻撃から全方位で守るセキュリティサービス、独自のアジャイル開発手法により高品質・短納期でのシステム開発を可能にする超高速開発を提供しています。JBCCならびにJBCCグループは、「HARMONIZE 2.0」を通じて、企業および様々な分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をご支援します。

HARMONIZE 2.0について
HARMONIZE 2.0について

「HARMONIZE 2.0(ハーモナイズ 2.0)」は、JBCCグループが強みとするクラウド、セキュリティ、超高速開発に、新たにAI&データ活用を加えて進化した、お客様のDXを加速するITサービス体系です。JBCCグループが持つデジタル技術や手法にAIなど先進技術を取り入れ、最新のDXを実現します。

YASKAWA ASIA PACIFIC PTE. LTD. について  https://www.yaskawa.com.sg/

安川グループのASEAN地域統括会社として、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムの5か国で販売・サービス事業を展開しています。ロボットやモーター制御技術を軸に、i³-Mechatronicsコンセプトに基づく「コト売り」への転換を進め、データ活用によるお客様の新たな価値創出や経営課題の解決に取り組んでいます。

JBCC(Thailand) Co., Ltd. について  https://www.jbcchd.co.jp/jbth/

2010年設立、JBCCグループでASEAN地域のITサービス事業を展開しています。JBCCグループと強力な連携をとり、日本本社をはじめ、国境を越えて、ASEAN地域の多くのお客様に最新のITテクノロジーを活用し、お客様に最適な業務ソリューション、サービスを提供しています。
※JBCC(Thailand) Co., Ltd.は、JBCCホールディングス株式会社(代表取締役社長:東上 征司/本社:東京都中央区)の事業会社です。

本件に関するお問い合わせ

報道関係の皆さま
JBCCホールディングス株式会社 広報
 長谷川 Tel: 03-6262-3233  E-mail: jb_info@jbcc.co.jp
お客さま
JBCC株式会社 マーケティング
 今村 / 柳澤 E-mail: mktg@jbcc.co.jp

企業のIT活用をトータルサービスで全国各地よりサポートします。

JBCC株式会社は、クラウド・セキュリティ・超高速開発を中心に、システムの設計から構築・運用までを一貫して手掛けるITサービス企業です。DXを最速で実現させ、変革を支援するために、技術と熱い想いで、お客様と共に挑みます。