Microsoft Azureとは?仕組みや特徴・サービスなどを解説

公開日 : 2021年04月30日
更新日 : 2021年05月06日

マイクロソフト社が提供しているクラウドサービス「Microsoft Azure」。活用できるツールやフレームワークの自由度が高く、さまざまなデータ分析業務や開発業務に役立つことが特徴です。
数多くの国内大手企業も採用しているMicrosoft Azureを、自社でも活用したいと考えている企業も多いかと思います。そこでこの記事では、Microsoft Azureの基本的な仕組みやビジネスでの有用性、Microsoft Azureの円滑な導入を図るためにおすすめの運用付きサービスなどをご紹介します。

目次

Microsoft Azureとは

Microsoft Azureの仕組みと特徴

Microsoft Azureでできること

Microsoft Azure利用のメリット・デメリット

JBCC関連サービス「EcoOne」

まとめ


Microsoft Azureとは

Azureとは?仕組みや特徴・サービスなどを解説

Microsoft Azureとは、マイクロソフト社が2008年に発表し、2010年にリリースしたクラウドサービスの名称です。「Azure(アジュール)」とは「空」という意味で、「クラウド」が「雲」の意味であるため、雲を自由に浮かべる空のような存在をイメージした名称であると解釈する説もあります。
ちなみに2010年のサービス開始当初は「Windows Azure」という名称でした。その後2014年には名称を「Microsoft Azure」と変更し、現在に至ります。

クラウドサービスといっても数多くのサービス形態がありますが、Microsoft Azureにおいては主に「IaaS(イアース)」と「PaaS(パース)」を提供しています。

他にもAmazonが提供する「Amazon Web Services(AWS)」や、Googleが提供する「Google Cloud Platform」などのクラウドサービスがありますが、Microsoft Azureもそれらと同様に「従量課金制」の課金形態でサービスを利用することができます。

Microsoft Azureの仕組みと特徴


Microsoft Azureの概要についてざっくりご説明しましたが、具体的にどのような仕組みを備え、どんな特徴を業務へと生かすことが可能なのでしょうか。ここでは、Microsoft Azureの持つ仕組みや特徴についてご紹介します。

Microsoft Azureの仕組み

Microsoft Azureには、IT業務を行うためのインフラ(サーバーやネットワークなど)から、実際に開発を行うための機能までが備わっています。またそれらを、自由度の高い組み合わせで活用することが可能になっています。Microsoft Azureで主に利用できるサービスは、先にも述べた「IaaS」と「PaaS」の2つとなっています。


【IaaSとは】
IaaS(Infrastructure as a Service)は上記でご説明した「インフラ」の部分を指すサービスです。サーバー上のCPUやメモリ、データを保存するストレージなどのハードウェア機能や、ネットワークといった各種ITインフラがインターネットを介して利用できるものと考えると良いでしょう。住宅に例えると「土地や土台」のような位置づけです。

【PaaSとは】
PaaS(Platform as a Service)は、アプリケーションを動かすためのプラットフォームを指します。こちらもすべてインターネット経由での利用が可能で、自社で多くのコストを投じてそれらを構築することが不要になるメリットがあります。こちらも住宅に例えると「建物や外構構造物」のような位置づけになります。

Microsoft Azureの特徴

Microsoft Azureのサービスは、ITインフラや開発環境を「賃借する」ものと考えると分かりやすいでしょう。これまでは企業は「持ち家を建てる」ように自社でインフラやリソースを構築・管理していました。それらを「賃貸住宅を借りる」ように、使いたい分量と期間で完成品を自由に利用できる仕組みです。

また、無料利用やお試し利用が可能なサービスも含まれ、低コストでの導入が可能です。無料でアカウント登録することで、初回30日間で20,000円ほど利用できるクレジットが付き、代表的なサービスに12か月間の無料アクセス権が付与されます。ずっと無料で利用できるサービスもいくつかあり、高機能なサービスをリーズナブルに利用できるという特徴を持っています。

また、米国系他社のクラウドサービスと大きく異なるのは、何らかの揉め事が発生した際にも日本の法律を適用の上対処が可能な点でしょう。日本国内の企業や日系企業であれば、かなり安心感を持って利用できる要素かと思います。

Microsoft Azureでできること

Azureでできること

ITインフラや開発環境をクラウド経由ですべて利用できるMicrosoft Azureでは、具体的にどのようなことができるのでしょうか。ここでは、Microsoft Azureが持つ詳細な機能についてもご説明します。

Azure DevOps

名称のとおり、開発環境を提供するプラットフォームサービスです。初期の開発からリリースにかけて、一貫したソフトウェア開発支援が可能です。

書いたソースコードの保管場所「Repos」や、テスト機能を備えた「Pipelines」や「Test Plans」、進捗状況を管轄する「Boards」など細分化された各種サービスが含まれます。

Azure Function

自社でのサーバー構築が不要でプログラムが実行可能なサービスです。C#やJava、Pythonなど多数の代表的なプログラミング言語を利用できます。

Azure Storage

こちらも名称のとおり、作成したあらゆるデータを保管できるクラウド上のストレージサービスです。

Azure Virtual Machines

さまざまなOSを備えた仮想マシンが利用できるサービスです。マイクロソフト社のWindows10やWindows Serverはもちろん、SUSE LinuxやUbuntuのように、他社OSの環境でも利用できる点が特徴です。

これら以外にも、AI・IoTやブロックチェーンに関する機能など、現在のIT業務において欠かせない数多くのサービスを、Microsoft Azureではクラウド上で利用することができます。


Microsoft Azure利用のメリット・デメリット

Azureのメリット・デメリット
Microsoft Azureの利用を検討するにあたっては、そのメリット・デメリットの両者を把握しておくことも大切です。ここではMicrosoft Azureが持つメリット・デメリットについてご紹介します。

Microsoft Azureのメリット

Microsoft Azureを利用するメリットは数多くありますが、料金面での利用しやすさがまず挙げられるでしょう。使用した分単位で課金される従量課金制の料金形態を採用し、企業単位での利用に適した割引制度も充実しています。また、日本円でクレジットカードを利用して支払いが可能な点も日本企業には最適といえます。

そのほか、Microsoft365などマイクロソフト社のクラウドサービスを既に利用中であれば、それらとの連携がスムーズな点も大きなメリットです。また日本国内にデータセンターが複数個所設けられている点も、国内利用において安心感が高いポイントとなるかと思います。

Microsoft Azureのデメリット

Microsoft AzureはAzureは多機能・高機能なサービスを備えているため、それらをフル活用するとなると利用者側でもサーバーおよびデータベースに関する専門知識が求められます。また、日々新たな機能もリリースされているため、都度それらを学ぶ余力も必要になるでしょう。
Microsoft Azureの機能を最大限に利用するため、マイクロソフト社の認定資格を保有する専門スタッフを常駐させている企業もあるほどです。運用面での知識や技術が必要な点は、企業自体の保有リソース次第ではデメリットとなり得ます。

JBCC関連サービス「EcoOne」

導入コストがリーズナブルで、日本企業向けのメリットを多く備えたMicrosoft Azure。その高い機能や数多くのサービスを十分に活用の上運用するには、一定以上の専門知識も求められます。そこで、Microsoft Azureの基本機能に加え運用に関するサービス面を付帯した関連サービスも数多くリリースされています。

JBCCがリリースしている「EcoOne」もその1つです。EcoOneサービスは、ベンダーの提供する多数のサービスを効果的な組み合わせによって提供する、運用付きのクラウドサービスです。Microsoft Azureではセルフサービスとなってしまう各種機能も、EcoOneではJBCCがサービスとして提供。SE作業および保守を行う「SE運用支援サービス」も備えられており、クラウド化したシステム全般の保守も一任することができます。

JBCCが提供する「EcoOne」について詳細はこちら
https://www.jbcc.co.jp/products/solution/cloud/ecoone/

まとめ


Microsoft Azureは日本の企業が多く導入している、信頼性の高いクラウドサービスです。しかし、高機能・多機能なサービスを存分に利用するには特にIaaSの分野で相応の専門知識や技術が必要であることが分かりました。
専門家不在でもAzureのメリットを生かしてビジネスに活用するには、運用や保守などの機能を付加した関連サービスを導入する方法がおすすめです。
今回ご紹介した「EcoOne」は、現状の自社リソースでクラウドサービスをすぐに開始できるため、設計から運用までをまるごと一任でき、コアビジネスへの集中が可能です。ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

JBCC株式会社ロゴ

JBCC株式会社

JBCC株式会社は、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援する総合ITサービス企業です。クラウドサービスを中心にシステムの設計から構築、運用までを一貫して手掛けており、クラウド 1,600社、超高速開発による基幹システム構築 360社、セキュリティ 1,000社の実績があります。
お客様の環境に合わせた最適なITシステムを、クラウド、超高速開発、セキュリティ、データ連携等を活用し、企業のDX実現と経営変革に貢献します。

コラム
サーバー運用などに役立つ「マネージドサービス」とは

サーバー運用などに役立つ「マネージドサービス」とは

ITサービスを利用する企業において、サーバーなどのインフラに関する運用・保守やトラブル対応に関しては自社で行わずアウトソーシングするケースが一般的になりました。このように、サーバーの運用や保守を一任できるサービスを「マネージドサービス」と呼びます。 今回は、サーバー運用や障害対応などにかかる自社内の負担を抑え、業務や投資面での効率化を実現できるマネージドサービスについて、ご紹介します。

WVDをHorizon Cloud on Microsoft Azureで使い倒す!

WVDをHorizon Cloud on Microsoft Azureで使い倒す!

WVDを効率的に使うためのインフラ構成から、会社のIT資産をクラウド化することによって、コストを削減し、継続的な運用監視によるランニングコスト最適化の方法までを解説します。

コラム
クラウド移行を失敗しないための秘訣

クラウド移行を失敗しないための秘訣

次期ITインフラにクラウドを検討される企業が増えていますが、多くのお客様がコストやオンプレミスとのハイブリッド運用に不安を抱えていらっしゃいます。 そこで今回は、クラウド移行をするために必要な事前準備についてご紹介します。