kintoneの容量制限とデータ分断を解決!ATTAZoo Connect for Dropboxで実現する効率的なファイル管理術
- kintoneのファイル管理で発生する「容量制限」と「データ分断」の2つの課題とその影響
- ATTAZoo Connect for Dropboxによる課題解決の仕組みと、営業部門・現場部門での具体的な活用例
- 自社の状況に合わせて選べる3つの伴走型ワークショップの内容と活用方法
kintoneを導入し、現場主導の業務改善が進む一方で、「データ容量」の壁に直面している企業が少なくありません。kintoneの標準ディスク容量は1ユーザーあたり5GB。高画質な写真や大容量の資料を日々蓄積し続けるには限界があります。
また、容量対策としてDropboxなどのオンラインストレージを併用していても、データが別々に管理されることで「必要なファイルがどこにあるかわからない」といった情報の「サイロ化」が業務効率を下げてしまうケースも少なくありません。
本記事では、kintoneとDropboxをシームレスに連携させる「ATTAZoo Connect for Dropbox」の機能と具体的な活用例に加え、自社のフェーズに合わせて活用できる3つの支援サービスについて解説します。
kintoneのファイル管理における2つの課題
JBCCが実施したセミナーアンケートの集計によると、クラウドサービスを複数利用する企業は63%を超え、年々増加傾向にあります。kintoneに加えてDropboxやBoxなどのオンラインストレージを併用するケースは、今や珍しいことではありません。
しかし、複数のクラウドサービスを導入すれば業務が効率化されるかというと、必ずしもそうとは限りません。「部分最適」の形で個別にツールを導入した結果、システム間の連携が取れず、かえって業務が複雑化してしまうケースが多く見られます。
特にkintoneを活用している企業では、「容量制限」と「データ分断」という2つの課題が顕在化しやすい傾向にあります。これらの課題を放置すると、せっかく導入したkintoneの効果が半減してしまうばかりか、現場の不満が高まり、ツールの利用が定着しないリスクもあります。それぞれの課題について詳しく見ていきましょう。
「1ユーザーあたり5GB」の容量制限
kintoneは、サイボウズが提供するクラウド型の業務アプリ構築プラットフォームです。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で業務アプリを作成できるため、情報システム部門だけでなく、営業・総務・製造など現場の担当者が主導して業務改善を進められる点が大きな特徴です。
しかし、kintoneには「契約ユーザー数×5GB」というディスク容量の制限があります。例えば、50ユーザーで契約している場合、全社で利用できる容量は250GBとなります。一見すると十分な容量に思えますが、実際に運用を始めると、この制限が想像以上に大きな壁となることがあります。
特に問題となるのが、写真や動画などの大容量コンテンツです。製造現場での品質検査写真、営業部門での提案資料、設備管理部門での点検報告写真など、業務で日常的に扱うファイルは年々大容量化しています。スマートフォンで撮影した写真1枚でも数MB、高画質設定なら10MB以上になることも珍しくありません。
現場でのkintone活用が進み、日々大量のファイルが蓄積されていくと、数ヶ月から1年程度で容量上限に達してしまうケースが少なくありません。容量が逼迫すると、以下のような問題が発生します。
- 新しいアプリの作成や既存アプリへのファイル添付ができなくなる
- 古いデータの削除作業に追われ、本来の業務改善に時間を使えなくなる
- 「容量を気にしながら使う」というストレスが生まれ、活用意欲が低下する
- 追加容量の購入が必要となり、ランニングコストが増大する
容量制限は、kintoneの活用範囲を広げようとする企業にとって、避けては通れない課題といえるでしょう。
kintoneとストレージの「データ分断」
容量制限への対策として、DropboxやBoxなどのオンラインストレージの併用がおすすめです。これらのサービスは大容量のファイル保存に適しており、kintoneの容量を節約しながら業務を継続できるというメリットがあります。
しかし、ここで新たな問題が発生します。kintoneとオンラインストレージを「別々のツール」として使い続けると、データの所在が分散し、情報の「サイロ化」が進んでしまうのです。
そもそも、kintoneとオンラインストレージは得意とする領域が異なります。kintoneは顧客情報・案件情報・日報データなどの「構造化データ」を管理するカード型データベースとして優れています。一方、Dropboxは提案書・契約書・図面・写真などの「コンテンツデータ(非構造化データ)」を大量に保存し、検索・共有するためのプラットフォームとして設計されています。
両者の役割が異なるからこそ併用する価値があるのですが、どちらにもファイルを保存する機能があることで、以下のような問題が発生します。
- 「この案件の提案書はkintoneに添付した?それともDropboxに保存した?」と迷う時間が増える
- 同じファイルがkintoneとDropboxの両方に存在し、どちらが最新版かわからなくなる
- ファイルの保存場所が担当者によってバラバラになり、属人化が進む
- 退職者の引き継ぎ時に「あのファイルはどこにある?」という問題が頻発する
- 必要な情報にたどり着くまでに複数のツールを行き来する必要があり、生産性が低下する
このような状態が続くと、現場からは「ツールが増えて逆に面倒になった」という声が上がり始めます。せっかく業務効率化のために導入したツールが、むしろ業務を複雑化させてしまう——これは多くの企業が陥りがちな落とし穴です。
では、この「容量制限」と「データ分断」という2つの課題を同時に解決するには、どうすればよいのでしょうか。次のセクションでは、その解決策となる「ATTAZoo Connect for Dropbox」についてご紹介します。
解決策:ATTAZoo Connect for Dropboxによる連携
前セクションで解説した「容量制限」と「データ分断」の課題を解決するのがJBCCが提供する「ATTAZoo Connect for Dropbox」です。このプラグインは、分断されたkintoneとDropboxを繋ぎ、「部分最適」から「全体最適」へとシステム環境を進化させる役割を果たします。
イメージとしては、「巨大な図書館(Dropbox)と、その中身を整理する索引帳(kintone)を強力な接着剤でくっつける」ようなものです。図書館には膨大な蔵書(ファイル)を収納できますが、索引帳がなければ目的の本を探すのに時間がかかります。逆に、索引帳だけでは本そのものを保管できません。両者を連携させることで、「探す手間がなくなり、本棚のスペースを気にせず資料を追加できる」という理想的な状態を実現できるのです。
ATTAZoo Connectの機能と特徴
ATTAZoo Connect for Dropboxは、kintoneとDropboxをシームレスに連携させるプラグインです。複雑な設定や専門的な知識は不要で、導入後すぐに利用を開始できます。主な機能と、それによって解決できる課題について詳しく見ていきましょう。
<主な機能>
ATTAZoo Connect for Dropboxには、以下の3つの主要機能が搭載されています。
- ワンクリック連携:kintoneレコードに添付したファイルを、ボタン一つでDropboxへ自動移行できます。面倒な手動アップロード作業は不要です。
- 共有リンク自動表示:Dropboxに移行したファイルの共有リンクが、kintoneレコード上に自動で表示されます。ファイルの保存場所を覚えておく必要がありません。
- シームレスなアクセス:別タブやアプリを開くことなく、kintone上から直接Dropbox内のファイルへアクセスできます。業務の流れを中断することなく、必要なファイルをすぐに参照できます。
<解決できる課題>
これらの機能により、前セクションで挙げた2つの課題を効果的に解決できます。
- 容量制限の解消:ファイルの実体はDropboxに保存されるため、kintone側のディスク容量を大幅に削減できます。「契約ユーザー数×5GB」の制限を気にすることなく、kintoneの活用範囲を広げられます。
- データ分断の解消:kintoneを「情報の窓口(ポータル)」として位置づけ、そこからDropbox内のファイルにアクセスする形になります。「このファイルはどこにある?」と迷うことがなくなり、一元管理が実現します。
- セキュリティの向上:Dropboxのセキュリティ機能(アクセス権限管理、監査ログ、暗号化など)を活用しながら、安全にファイルを共有できます。kintoneユーザー以外への共有も、適切な権限設定のもとで行えます。
それでは、実際の業務でATTAZoo Connect for Dropboxがどのように活用できるのか、具体的な事例を見ていきましょう。
【活用例①】営業部門:提案資料や図面をスマートに管理
最初の活用例として、営業部門での案件管理における活用シーンをご紹介します。営業担当者は日々、提案書・見積書・契約書・製品図面など、多くのドキュメントを扱います。これらのファイルを効率的に管理し、必要なときにすぐアクセスできる環境を整えることは、営業活動の生産性向上に直結します。
【Before:連携前の状態】
ATTAZoo Connect for Dropbox導入前の営業部門では、以下のような状況に陥りがちです。
- kintoneで顧客管理アプリと案件管理アプリを運用し、ファイルデータも含め、顧客情報と案件の進捗を管理
- 提案書・契約書などのファイルは、Dropboxにも保存
- 結果として、同じ案件に関するファイルがkintoneとDropboxの両方に散在
- 「あの提案書の最新版はどこにある?」という問い合わせが頻発し、担当者の手が止まる
- ファイルの保存ルールが担当者ごとに異なり、属人化が進行
このような状態では、顧客対応のスピードが低下するだけでなく、担当者の異動や退職時に大きな引き継ぎコストが発生してしまいます。
【After:連携後の状態】
ATTAZoo Connect for Dropbox導入後は、以下のような効率的な運用が実現します。
- kintoneアプリに添付されたファイルは、ワンクリックでDropboxの該当フォルダへ自動集約
- 顧客マスターを起点に、案件情報(構造化データ)と提案書・契約書(コンテンツデータ)を一箇所で確認可能
- kintoneのレコード画面から直接Dropbox内のファイルにアクセスでき、複数ツールを行き来する必要がない
- 外出先からスマートフォンやタブレットで安全にファイルにアクセスし、顧客への即時対応が可能に
- ファイルの保存場所が統一され、チーム全体で情報を共有しやすくなる
営業担当者は「あのファイルどこだっけ?」と探す時間から解放され、顧客対応や提案活動といった本来の業務に集中できるようになります。また、マネージャーにとっても、案件の進捗と関連ドキュメントを一画面で把握できるため、チームマネジメントの効率が向上します。
【活用例②】点検・現場部門:大量の報告写真を一括集約
2つ目の活用例として、設備点検や現場作業を行う部門での活用シーンをご紹介します。製造業や建設業、ビル管理業などでは、日々の点検作業で大量の写真を撮影し、報告書として記録する必要があります。これらの写真データは証跡として長期保存が求められる一方、容量が大きいためファイル管理の負担が非常に大きくなりがちです。
【Before:連携前の状態】
ATTAZoo Connect for Dropbox導入前の点検部門では、以下のような課題を抱えていました。
- kintoneで設備点検報告アプリを運用(誰が・いつ・どの設備を・どのような状態で点検したかを記録)
- 点検時に撮影した写真は容量の問題からDropboxにも保存
- kintone上の点検記録(構造化データ)とDropbox上の写真(コンテンツデータ)が紐づいておらず、分断された状態
- 過去の点検履歴を確認する際、kintoneで日時を特定した後、Dropboxで該当フォルダを探すという二度手間が発生
- 写真の保存フォルダ構成が担当者によって異なり、他のメンバーが探しにくい状況
設備トラブル発生時に過去の点検記録をすぐに参照できないと、原因究明や対応が遅れ、業務に大きな支障をきたす可能性があります。
【After:連携後の状態】
ATTAZoo Connect for Dropbox導入後は、現場業務の流れがスムーズになります。
- 現場での写真撮影→kintoneへの報告書入力→Dropboxへのファイル連携→関係者への通知まで、分断なく一連の流れで実行可能
- kintoneの点検報告レコード画面上から、該当するDropboxフォルダへ直接アクセス可能
- 点検日時・設備名・担当者名などの構造化データと、実際の写真が紐づいて管理されるため、検索性が大幅に向上
- 過去の点検履歴を参照する際も、kintoneで検索すれば関連写真にすぐアクセスできる
- ファイルの所在が一目瞭然となり、担当者間での情報共有がスムーズに
点検担当者は現場での報告業務に集中でき、管理者は必要な情報にすぐアクセスできるようになります。また、監査対応や品質管理においても、エビデンスとなる写真をすぐに提示できる体制が整います。
※ファイル管理にBoxをご利用の企業様向けには「フラッド連携 for Box」もご用意しております。kintone×Box連携をご検討の場合は、お気軽にお問い合わせください。
自社の課題に合わせて選べる3つの伴走型ワークショップ
ここまでATTAZoo Connect for Dropboxの機能と活用例をご紹介してきましたが、ツールを導入しただけで課題が解決するわけではありません。ツールの効果を最大限に引き出すためには、自社の業務フローを整理し、適切な運用ルールを策定することが重要です。
JBCCでは、単なるツール販売に留まらず、お客様と一緒に業務を整理し、ゴールまで導く「伴走型ワークショップ」をご用意しています。自社のフェーズや課題に応じて、最適なワークショップを選択できます。
「kintoneで業務DXワークショップ」
kintoneを導入したものの、「どの業務をアプリ化すべきかわからない」「現場からのアイデアが出てこない」といった課題を抱える企業向けのワークショップです。
- 対象
- kintoneを導入したが、どの業務をアプリ化すべきか迷っている企業
- 内容
- 現場の業務を棚卸しし、課題の優先順位付けを行った上で、具体的なkintoneアプリのアイデアまで落とし込みます。JBCCの経験豊富なコンサルタントがファシリテーターとなり、参加者から課題やアイデアを引き出します。
- 特徴
- JBCCからkintoneをご契約いただいたお客様は無料で参加可能。2部門以上での参加を推奨しており、部門横断での業務改善を促進します。
「kintone運用ガバナンスワークショップ」
kintoneの活用が進み、アプリ数やユーザー数が増えてくると、新たな課題が発生します。情報システム部門が把握しきれていない「野良アプリ」の乱立、権限設定の不統一、セキュリティリスクの増大など、ガバナンス面での整備が求められるフェーズです
- 対象
- アプリが乱立し、権限設定やログ管理のルールを固めたい企業
- 内容
- kintoneを全社で安全に使うための運用ルールを、ディスカッション形式で策定します。野良アプリの管理方針、権限付与のルール化、ログ管理、デバイス管理、バックアップ体制など、企業のセキュリティポリシーに沿った運用ガイドラインを作成します。
- 特徴
- kintoneの活用が広がる中で、運用ルールの見直しが必要になった際にも、継続的に伴走支援いたします。
ファイルサーバーワークショップ
オンプレミスのファイルサーバーからクラウドへの移行を検討している企業向けのワークショップです。「ファイルサーバーの容量がいっぱい」「ランサムウェア対策が不安」「テレワーク環境でのアクセスに課題がある」といったお悩みをお持ちの企業に最適です。
- 対象
- 次期ファイルサーバーの移行先を検討中の企業
- 内容
- 現状のファイルサーバー環境(容量・ファイル構成・バックアップ体制・アクセス権限など)を整理し、オンラインストレージやIaaSなど、お客様の要件にマッチした移行先を提案します。移行計画の策定から実行まで、一貫してサポートいたします。
- 特徴
- 簡単な問診票の記入→ワークショップ→課題整理→結果報告という4ステップで、最適な移行先と移行計画を明確化します。
まとめ
本記事では、kintoneのファイル管理における「容量制限」と「データ分断」という2つの課題と、それを解決する「ATTAZoo Connect for Dropbox」の機能・活用例をご紹介しました。
kintoneは現場主導の業務改善を実現する強力なツールですが、活用が進むほど容量の壁にぶつかりやすくなります。また、容量対策としてオンラインストレージを併用しても、連携が取れていなければデータの分断という新たな課題を生んでしまいます。
ATTAZoo Connect for Dropboxは、この2つの課題を同時に解決し、kintoneを「情報の窓口」として活用できる環境を整えます。営業部門での案件管理から、現場部門での点検報告まで、幅広い業務シーンで効果を発揮します。
最後に、本記事のポイントを3つにまとめます。
- 容量の心配を解消:オンラインストレージ連携により、kintoneの「1ユーザーあたり5GB」という制限を突破。容量を気にせず、kintoneの活用範囲を広げられます。
- データ分断を解消:kintoneを情報の窓口として位置づけ、Dropbox内のファイルに直接アクセス。「あのファイルどこ?」という迷いがなくなり、一元管理が実現します。
- DXの第一歩:kintoneとオンラインストレージの連携は、サイロ化したシステムを繋ぐ第一歩。この成功体験をもとに、基幹システムとの連携など、さらなるDXへと発展させることができます。
ATTAZoo Connect for Dropbox の詳細・お問い合わせ
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