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2015年11月01日

2026年06月22日

POP(Point of Production:生産時点情報管理)とは?

POP(Point of Production:生産時点情報管理)は次のような定義があります。
「POPとは、工場現場の時々刻々に発生する生産情報を、その発生源である機械・設備・作業者・ワーク(加工対象物)の4つのところから直接に(ペーパーレス)採取し、リアルタイムに情報を処理して現場管理者に提供すること。また、現場管理者の判断結果を現場に指示すること」

生産現場には、目に見えないところでさまざまな外乱、内乱、ロスがあります。

参考:生産現場が停滞する要因は?よくある外乱、内乱

それをデータという形で見える化し、そのデータに基づいて現場管理者が的確で素早い対策を講じる必要があります。

POPはそのような現場管理者が現場を管理するための情報化の概念であり、POPシステムは現場管理者のための情報ツールと言えます。

これらPOPの概念は1990年代後半に発表され、大企業から中堅企業の多くの製造業が実践してきました。
それから20年、POPの仕組みが効果的だった、つまり、現場の管理者が有効活用できた時から、少し様子が変わってきているようです。

これは、現場管理者への「生産管理力の継承」が弱まってきている事(「現場が判らない! 生産管理力は継承できていますか・・以下参照)にも原因があるのではと思います。

参考:現場が判らない! 生産管理業務を引き継ぐために必要なこととは?
昨今の生産現場の忙しさは、景気の回復感などからくる「うれしい悲鳴」  と言えるのでしょうか?
 「いや、実感がまったくない?」「忙しいだけで、儲からない!」など、様々な声も聞こえてきますが如何でしょうか?

弊社への生産管理の新たな取り組み引き合いは増えてきており、総じて
 「何とか上昇気流に乗りたい」
 「新たな仕組みで改善をしたい」などが伺えます。

さて、これら新たな取り組みに際し、困る事もあります。それは、現場の要件を正しくお聞きできないことです。
例えば 「自社の業務で必要な要件が分からない」 あるいは、「あるべき姿が分からない」とか、「担当業務は判るけど他は知らない」・・・等が挙げられます。

 これらの多くは「生産管理力の継承」が不十分な時に良く起こりますが、 この「生産管理力の継承」とは何でしょう?

まずお断りしておきますと、生産管理力の継承とは私が勝手に使っている造語です。(苦笑)
「生産管理」はJISでは品質コスト納期のQCDを最適化する事と記述されています。
その「ちから」の事ですから、最適化する力が退職者や先輩から正しく伝えられていない状態を指します。

 ものづくり現場の技能継承は以前から言われ続け、若者の確保や育成計画が行われ続けられています。 しかし、ものづくり現場と事務方の間に位置づけられる「生産管理業務」は、なかなか引継ぎが進んでいないのではないでしょうか?

例えば、「通常この計画で発注するはずですが、なぜここで数量を割り増したり、納期の再調整が行われているのですか?」と聞いても、「分かりません、前任者がそのようにしていたので、私も行っています」などの返事が返ってくることになり、「理由が判らない」、「新たな仕組みでどうすれば良いか判断がつかない」 といった事があるのです。

こうなると、「引継ぎができていないことは分かっている、そんなことはこの際どうでも良いので、パッケージに合わせるよ」という状況に陥ってしまいます。

そうならないためにも、ぜひ貴社の生産管理力を継承し、組織力へ繋げながら、新たな効果的な生産管理の仕組みの構築が出来れば良いな~と思います。


POPシステムで収集・提示したデータでも「的確で素早い対策」がとれなければ意味がありません。 ですから提示するのは50や100という「データ」ではなく、「この部品在庫を半分に・・」というような「情報」で伝える必要があると思います。

「データ」ではなく「情報」・・・これがなかなか難しいのです。
今回題目で、「今ふたたび・・」とした理由は、インダストリー4.0に始まった、IoT(モノのインターネット)と上記POPの概念が、何か結びつくのではないのか?と考えたからです。

つまり、IoTは、旧来のPOPの概念に、インターネットやビッグデータ処理、人工知能など最新テクノロジー、それにもっとも大事な「自社のものづくりノウハウ」を加えた、「次世代POP」の考えが必要ではないかと思ったからです。

「人が介在しない」という定義から外れてしまいますが、「外乱、内乱、ロスを見つけ」「的確で素早い対策」や「今日の反省を明日に繋げる」、・・そこに「人」は居なくても良いのか?  何となくそんな事を感じている今日この頃です。

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