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kintoneとATTAZoo活用で1,000万円のパッケージを採用せずに社内開発を実現 ~アプリ間の自動データ連携を可能に~

kintoneとATTAZoo活用で1,000万円のパッケージを採用せずに社内開発を実現 ~アプリ間の自動データ連携を可能に~ 有限会社建隆マネジメント サポート部 IT/DXチーム 吉村 りえ 氏

1953年、台湾バナナの輸入事業から取り組んでいた建隆マネジメントは、時代の変遷とともに事業領域を大きく拡大してきました。現在ではKMGグループとして神戸の街とともに「自社で所有する不動産のマネジメント」を事業の核として、ホテルやレストランの経営、製造業や輸出入貿易業など、幅広い事業を展開しています。

会社名 有限会社建隆マネジメント 様
設立 1953年11月
所在地 兵庫県神戸市
事業内容 貿易業、不動産業、飲食店・ホテル経営、製造業
URL https://kenryu.jp/

兵庫県神戸市を拠点とする「有限会社 建隆マネジメント」は、貿易業を祖業とする多角経営企業です。 不動産業、ホテル・温浴施設・飲食店経営、食品製造業とその事業範囲は幅広く、今年2023年で創業70周年を迎えました。

同社では、あらゆる部門の業務に課題を抱えており、その解決のためkintoneを導入した自社システム開発をスタートさせました。3年前のことです。当初はkintone+JavaScriptで乗り切っていましたが、開発規模が大きくなるにつれて限界に直面。そこで見つけたのが、「ATTAZoo +(※1)」でした。その後、 連携先に新しいレコードを追加できるプラグイン「ATTAZoo U(※2)」を導入。これらの活用により、導入に1,000万円はかかるといわれた貿易実務アプリが低コストで完成し、今では毎日当たり前のように使われています。

この記事の目次

「ATTAZoo U」「ATTAZoo+」を活用した貿易実務アプリ構築 導入前の課題と導入後の効果

『ATTAZoo』 導入前の課題
  • kintone単体だと複雑な業務要件を満たすのが困難
  • システム規模拡大につれJavaScriptプログラムも肥大化
  • 他社プラグインは費用が高額で導入困難
『ATTAZoo』 導入後の効果
  • 複雑な業務のシステム化を容易に実現
  • アプリ間のデータ連携等の必須機能をノーコードで活用
  • パッケージを採用せず、社内開発に成功

導入の背景

kintoneを導入されたのはいつですか。

2年前、2021年の3月ごろです。実は当時、私はデザインチームにいました。ホテルやレストランのホームページ制作者としてこの会社に入ったんです。こういうと何なんですが、当社はシステム投資にあまり積極的ではない会社で、「神戸ウォーター 六甲布引の水」を製造する水事業部、日本の果物を海外に輸出する商事部など、あらゆる部門の業務に課題が潜んでいました。

現場は何とかしたい思いがあり、上司が「kintoneというものがあるらしい」と聞きこんできて、私にこれでシステムを作れないかと持ちかけました。ホームページが作れるなら、何でもできるだろうと思われたようです。私は「できません」ともいえず(笑)、1ヶ月の無料お試し期間にある程度作りこみをし、使えそうだから契約をしましょうということになりました。そこから私のシステム部門みたいな立ち位置と、kintoneを使った自社システム開発が始まりました。

導入の理由

「ATTAZoo U」を導入していただいた理由は何でしたか。

連携アプリに新しいレコードを追加できたのは「ATTAZoo U」だけ

最初に導入したのは「ATTAZoo+」でした。kintoneでは合計金額が出せなくて、いくら調べても「CSVでエクスポートしてExcelで計算しろ」みたいな記事しか見つからないと困っていたところで、プラグインの存在に気づきました。しかし、月額50,000円とか、100,000円。kintoneの月額7,500円でも「ほんとうに使いこなせるんですか」と承認を取るのが大変だったので、まずはWebで見つけたJavaScriptで乗り越えたんです。最初に作ったのは水事業部の請求書出力アプリで、その後もJavaScriptを駆使して数々アプリを作っていったんですが、プログラムが複雑になっていくにつれ、正直不安でした。

そうした中で、商事部から帳票管理システムを何とかしてと言われたんですね。それは10年前にいた社員が手作りで作った Accessベースのものでした。Accessは保守切れで、OSもWindows 7 でスタンドアローンシステムです。さすがに作り替えようとしたようなのですが、 SIer提案の2案、パッケージソフト・kintoneの個別開発のどちらも、Accessで実現していた独自の運用ルールを変えたく無いという現場の要望を叶えられず、 その時は見送りになっていたそうなのです。

それでまたkintoneをベースにJavaScriptを駆使して何とかしたんですが、仕組みが大規模なのでプログラムボリュームが膨大になり、これはさすがにまずいと本気になって探して見つけたのが「ATTAZoo+」でした。エントリーで月額3,000円!  ダメだと言われたら私のポケットマネーで導入しようとまで思いました。(もちろん二つ返事でOKでした!) 「ATTAZoo U」は、高機能の「アプリ間レコード更新+」が必要で導入しました。「ATTAZoo+」のスタンダードだけでも対象フィールド2つなら可能だったので、フィールドを削ぎ落してこれで使おうかなと思ったんですが、他のプラグインや「ATTAZoo+」の他の機能でどうしてもできないのが、新しいレコードを追加することでした。連携する側のアプリにレコードがあれば上書きする、なければ追加する。この機能を一から開発するのは難しく、導入の決め手になりました。他社のプラグインに比べると、「ATTAZoo+」同様安価だったのも大きかったです。

導入の効果

「ATTAZoo U」を利用しているアプリを教えてください。

帳票管理ソフトがkintone上で稼働

代表的なのは、商事部で使っているアプリです。輸出者である当社と輸入者である海外のお客様の間に発生する取引データを、売掛金管理アプリと入金管理アプリで管理しています。その消しこみ処理に「ATTAZoo U」を活用しています。入金情報がアップデートされると、売掛金管理アプリ側にも更新をかけて売掛金をどんどん消していきます。これによって、今現在どのお客様にいくらの売掛金が残っているかが一目でわかります。

新しいレコードを追加するケースというのは、新規の輸出取引が発生したときで、 そこから、果物の仕入れ量により取引内容が徐々に決定していきます。たとえば、果物は生ものなので着いたら腐敗していたということもあり、減額や返金が発生します。このような売掛金管理アプリ側にない新しい入金情報を、同期する際に便利に使っています。 アプリはどれも、kintoneに慣れているかどうかに関係なく使えるよう、画面上部にマニュアルを用意し、そのとおりに進めれば誰でも間違いなく操作できるように作っています。

「ATTAZoo+」はどのように使われていますか。

多いのは、「簡易検索+」で絞りこみ、「集計サポート+関連レコード一覧集計」を使って合計計算というパターンです。たとえば、商社ごとに請求金額を計算しなければならないというときは、商社ごとに請求金額を計算して、税金なども加えて合計金額を出し、インボイス発行アプリにその合計金額を入れる。このような使い方を到るところで行っています。

kenryu_2.png

全体として、御社でのkintoneアプリの数や、「ATTAZoo+」のプラグイン機能の活用状況はいかがですか。

アプリの総数は89ですね。「ATTAZoo+」は、「レコード一括更新+」、「自動採番+」また、「集計サポート+」などの機能を多くのアプリで使っています。

「ATTAZoo U」「ATTAZoo +」の導入効果を教えてください。

当社では、業務効率が何%向上したというより、これまでできなかったことができるようになった、「ATTAZoo U」「ATTAZoo+」で仕事が回るようになったというのが、最大の導入効果だと思っています。

たとえばこの春、「神戸ウォーター 六甲布引の水」が、新規取引先の株主優待用商品に採用されたんです。そうしたら初日に120件、その後も2ヶ月毎日注文が入り続けるという状況になって、配送に当たって送料をどう計算するかが喫緊の課題になりました。

このときも送料計算アプリをほぼ2日で構築することができ、取引先への請求書も遅れずに出すことができました。

商事部の帳票管理システムについても、月額数千円単位のサブスクリプション環境に移行することができ、今では毎日当たり前のように活用できています。これもすごく大きな業務改革の一つです。

今後の展望

今後の展望をお聞かせください。

物流会社へのデータ提供に新機能CSVダウンローダーを活用予定

「ATTAZoo U」の2023 Spring アップデートで実現されたCSVダウンローダー、kintoneのレコードをカスタマイズしたCSVファイルでダウンロードできるというものですが、よい機能だと思います。物流会社へ配送情報を送るのに利用したいなと思っています。欲をいえば、物流会社それぞれでCSVの出力項目名や並びが異なるので、出力時に指定できるようになればもっとうれしいですね。

会社的には、これまではとにかく目の前の課題を解決することが中心でしたが、これからはkintone開発に関わるメンバーを増やし、たとえば送料計算アプリなら損益分岐点を割りこみそうになったら警告を出すなど、営業ツールとして広く情報を共有する基盤に育てていきたいと思っています。

貴重なお話をありがとうございました。

kintoneプラグイン『ATTAZoo+』詳細はこちら

「ATTAZoo U 」とはkintone アプリのレコードが更新された時に、別アプリのレコードを自動更新するプラグインです。 「ATTAZoo+」にも同様の機能がありますが「ATTAZoo+」のプラグイン機能ではアプリ数や機能で一部制限がかかっております。

kintoneアプリ間連携の自動更新ができる『ATTAZoo U』詳細はこちら

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