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【代々木ゼミナール様】
メインフレームからオープンシステムへ全面刷新、脱COBOLの新たな開発環境として「GeneXus」を採用

【代々木ゼミナール様】脱COBOLの新たな開発環境として「GeneXus」を採用

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学校法人高宮学園 代々木ゼミナール

本社所在地:〒151-8559 東京都渋谷区代々木1-29-1

設立:1957年4月

資本金:非公開

従業員数:489名(2017年10月現在)

事業内容:高校生・高卒生への受験支援、模擬試験、学校への教育支援など教育事業全般

URL: https://www.yozemi.ac.jp/

代々木ゼミナールは、1957 年に創立した大手予備校。東京都渋谷区代々木の本部校(代ゼミタワー)を中心に、全国6 都市に校舎を持つ。高校生・高卒生を対象にした大学受験指導、大学入試模擬試験などの事業を展開する。2009 年以降、小中高生対象の進学塾「SAPIX」のグループ化をはじめとし、SAPIX YOZEMI GROUP として幼児教育から資格試験対策までの教育ニーズに対応する。直近では2020 年度の大学入試制度改革に向けた対策に取り組む。

導入前の課題
  • 保守・運用コストの高いメインフレームを廃止したい
  • COBOL 資産の整理をしたい
  • 出来る限り短期間で2,000本以上に及ぶ膨大な数のプログラム開発を終えたい
導入後の効果
  • 保守・運用にかかるランニングコストをおよそ5分の1まで削減
  • JBアジャイルの採用により、わずか1年半の開発期間でサービスイン

導入の経緯|事業再編によるシステム見直しでメインフレームのコスト負担が課題に

国内有数の大学受験予備校、代々木ゼミナールでは、1980 年代半ばに導入したNEC のメインフレーム「ACOS」を利用し、基幹業務システムを構築・運用してきた。この30 数年で、ハードウェアは何回か更新する一方で、COBOL を使って開発したアプリケーションは改修しながら使い続けてきた。

ところが2015 年、同校の事業再編に伴って、これまで稼働していた一部のシステムが不要となり、それをきっかけにメインフレームのリプレースを検討し始めたという。代々木ゼミナール 情報システム部 部長の加藤建人氏は、その経緯について次のように話す。 

「代々木ゼミナールでは、大学入試模擬試験やセンターリサーチ(センター試験の自己採点判定)などのシステム基盤として、30 年以上にわたりメインフレームを利用してきました。模擬試験では約10 万人、センターリサーチでは約40 万人のデータを集計していたため、どうしても高速かつ高信頼性のシステム基盤が必要だったからです。しかし、模擬試験の規模を縮小してセンターリサーチを廃止した結果、メインフレームの処理能力がオーバースペック状態になり、高額なコスト負担を軽減するためにもメインフレームからオープンシステムへの移行を検討し始めました」 

情報システム部では、加藤氏が中心となって「ポストACOS プロジェクト」を立ち上げ、メインフレームに代わるシステム基盤の選定を開始した。加藤氏によれば、ハードウェアはオープン系サーバに移行するとすぐに決まったものの、アプリケーションの移行については慎重に検討したという。 

「既存のCOBOL アプリケーションをメインフレームからオープンシステムへリホストする、いわゆる"COBOL to COBOL"という移行方法も検討しました。しかし既存のCOBOL アプリケーションは長年の運用の中で改修を続けてきたために、プログラムが解読不能な"スパゲッティ化"状態になっていました。ナレッジを持ったエンジニアが退職したことも重なって、COBOL アプリケーションをそのまま引き継ぐことはできないと判断。フルスクラッチで一から開発し直す決断をしました」

導入のポイント|Web アプリの自動生成ツールを比較、同業界で実績のあるGeneXus に決定

フルスクラッチによる開発を選択した代々木ゼミナールでは、すぐにオープンシステム上で稼働する開発・実行基盤の選定作業に移った。まずは将来性を考慮してWeb アプリケーションとして再構築することに決め、さまざまな導入事例を参考にしながら開発環境を選ぶことになった。

「メインフレームからオープンシステムへ出来る限り早く移行するために、Web アプリケーションをノンプログラミングで自動生成できる複数の『超高速開発ツール』を候補として挙げて、比較検討しました。そうした中、同じ予備校業界の他校が導入した『GeneXus』を紹介され、本校にも適用できないかを検証してみることにしました」 

そこで従来から取引関係にあったベンダーを通じて紹介を受けたのがJBCCだったという。

「さっそくJBCCのセミナーに参加してみたところ、GeneXus の豊富な導入経験とアジャイル開発手法を持っていることが分かりました。すぐにコンタクトし、2016 年1月から3カ月かけてGeneXus を使ったアジャイル開発でのPoC(Proof of Concept =概念実証)を実施してみることにしました」

PoC では実際のアプリケーションと同じロジック、画面、帳票の3 機能をピックアップ。機能の再現性や操作性、開発難易度などを慎重に調査した。

「PoC の結果、まったく同じアプリケーションになったわけではありませんでしたが、社内の開発・運用担当者と意見交換する中で『GeneXusならば大丈夫だろう』ということで話がまとまり、2016 年5 月にJBCCと本契約を交わしました」

導入後の効果の詳細・今後の展望は、以下より資料をダウンロードしてご覧ください。

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