BCP対策とは?BCP対策でクラウドが選ばれる理由

公開日 : 2021年06月08日
更新日 : 2021年06月08日

BCP対策という言葉を耳にする機会が増え、その意味を災害への備えと捉えている方も多いと思います。BCP対策が未実施の企業であれば、早いうちに実施したいと考えているのではないでしょうか。
この記事では、企業におけるBCP対策の必要性とクラウドを活用したBCP対策の特徴やメリットをご紹介します。

目次

BCP対策とは

企業にBCP対策はなぜ必要?

クラウドを活用したBCP対策のメリット・デメリット

BCP対策をクラウドで行う時の注意点

BCP対策を考慮したクラウドサービスの条件

JBCCのサービス「EcoOne VDI for Windows Virtual Desktop」

まとめ

BCP対策とは

BCP対策とは?BCP対策でクラウドが選ばれる理由

BCPは「Business Continuity Plan」の略称で、日本語に直すと「事業継続計画」を意味しています。自然災害や火災、テロなど不測の事態に企業が見舞われた場合にも、事業継続や早期復旧のための平時の活動や緊急時の対処について社内で定めておく計画を指します。

企業にBCP対策はなぜ必要?


火災や災害、テロなどは予期せず起こるものです。BCPは、企業が緊急時において事業停止や休業を余儀なくされる事態を避けるための重要な備えの1つです。企業は顧客や取引先の信用を守るために、不測の事態に見舞われた際も可能な限り事業の継続や早期復旧を図ることが求められます。BCPが機能することで損害を最小限に抑え、事業継続や早期復旧を実現できれば、企業としての信用を維持できるとともに企業価値の向上にもつながります。

近年は地震や台風、噴火などの自然災害が国内の各地でたびたび発生し、人々の生活が長期にわたっておびやかされる事態となっています。企業活動において災害の影響を受けたケースも少なくなく、自然災害の多い日本で事業に取り組むすべての企業に、災害に対する備えが必要です。特に全面的な事業停止に追い込まれるような事態になれば、信用を損なうどころか休業・廃業を招く可能性もあります。BCP対策が整備されていれば、災害時はもとより復旧後にかけてまで安定した事業活動を実現するための手引きとなるでしょう。

クラウドを活用したBCP対策のメリット・デメリット

クラウドを活用したBCP対策のメリット・デメリット
クラウドを活用してBCP対策を行う企業も多くなりました。災害対策としてクラウドが注目される背景には、重要なデータを緊急時に失わないよう安全な場所へバックアップできることがあります。ここではクラウドによるBCP対策のメリットや、導入時に意識すべきデメリットについて説明します。

BCP対策にクラウドを活用するメリット

1.重要データも遠隔管理で安全性を確保できる

災害やテロなどの緊急時において、社内の重要データを喪失や漏えいから守ることは必須事項です。データセンターは災害リスクが少ない地域や災害に強い建物に設置されており、遠隔管理されるため事業所が被害を受けてもデータの安全を確保できます。

2.バックアップデータを自動取得できる
クラウド提供元のデータセンターが被災するリスクもゼロではありませんが、提供元もそれを想定した対策をとっています。複数のデータセンターへのデータ分散保管や、バックアップデータの自動取得により、事業の継続や早期再開がサポートされます。
データセンターがある地域やセンター数などはクラウドの提供元によって異なります。分散保管やバックアップ自動取得についてもすべての提供元が実施しているとは限らないため、あらかじめ確認しておきましょう。


3.テレワーク実施の助けになる
クラウド上のデータには、インターネットに接続できればどこからでもアクセスが可能です。そのため災害などで事業所が稼働できなくなっても、従業員の自宅や遠隔地でテレワークを実施することの助けになります。事業所に大きな被害があっても、テレワークで一部の事業を継続することで早期の全面復旧につなげられます。

4.低コストで導入可能
自社サーバーを災害リスクの少ない地域へ移転させたり、データセンターに耐震工事を行ったりすることを想定すると、それらの実施と維持管理に高いコストがかかります。データをクラウドへ保管して万一に備えておくほうが、コストを抑えられる可能性があります。

対策にクラウドを活用するデメリット

-インターネット接続に障害が発生すると使用できない
クラウドのメリットは、インターネット接続さえできればどこからでもデータにアクセスできる点です。しかし、インターネット接続ができなくなると利用不可になってしまいます。ネットワーク障害の発生も視野に入れ、保存データの分散やネットワーク障害発生時の対応策を講じておくなどの備えが必要です。

BCP対策をクラウドで行う時の注意点


前段でご紹介した、
BCP対策をクラウドで行うデメリットを踏まえ、BCP対策としてクラウドを導入する際はどのような点に注意を払っておくと良いのでしょうか。

1.クラウド以外でもバックアップをとる
クラウドにデータをバックアップしておけば、100%安心ということはありません。先に述べたように、クラウド提供元のデータセンターが被災するリスクもありますし、クラウド上のデータがセキュリティリスクに見舞われるケースもあり得ます。それらを想定し、クラウドだけではなく物理メディアや自社ローカル環境など、別の場所にもバックアップをとっておきましょう。データの種類に応じて、保存先をパブリッククラウドとプライベートクラウドの2者で使い分けるハイブリッドクラウドの活用も有効です。

2.高品質で信頼性の高いクラウドを利用する
先述したクラウドのデメリットに、セキュリティ面での不安がともなう点があります。これを克服するには、厳重なセキュリティ対策を行っている、信頼性の高いクラウドサービスを選定することが重要です。目安としては、保管データの暗号化が行われているか、データへのアクセス権を持つ人が限定されているかなどを確認するようにしましょう。

BCP対策を考慮したクラウドサービスの条件

BCP対策を考慮したクラウドサービスの条件


BCP対策を考慮してクラウドサービスの活用を考える際は、以下の要件にマッチするものを選定すると良いでしょう。

  • 複数のデータセンターを運用している
  • データの分散処理を行っている
  • 高度なセキュリティ対策がとられている


上記の対応が行われているクラウドサービスを選定し活用するとともに、クラウド以外へのバックアップを実施し、不足の事態によるリスクに備えておきましょう。

JBCCのサービス「EcoOne VDI for Windows Virtual Desktop」


JBCCでは、テレワーク環境に対応するクラウド型の仮想デスクトップサービス「EcoOne VDI for Windows Virtual Desktop」をご提供しています。
Microsoftのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で1つのWindows10環境を複数のユーザーが共有できるため、コストを大きく削減できます。また、本サービスの導入に際しユーザーの快適性をツールで事前検証し、性能とコストのバランスがとれる点も大きな特徴です。検証結果から共有ユーザー数によるパフォーマンス強度の集約率を算出の上、御社に最適なサイジングを判定。ストレスが少なく満足度の高い仮想デスクトップ環境を、納得のコストでご利用いただけます。

JBCCの仮想デスクトップサービス「EcoOne VDI for Windows Virtual Desktop」
https://www.jbcc.co.jp/products/solution/cloud/wvd/

まとめ


災害やテロなど不測の事態によるリスクに企業が備えておくことは、常識と言えます。
中でもクラウド運用をBCP対策として導入することは、平時の業務における快適性も高められ、大きなメリットをもたらします。

現在も昨今の情勢を反映し、多くの企業がテレワークを導入しているタイミングです。リスクを分散する意味合いでも、BCP対策と平時におけるテレワーク環境の構築を兼ねて、この機会にクラウドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

JBCC株式会社ロゴ

JBCC株式会社

JBCC株式会社は、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援する総合ITサービス企業です。クラウドサービスを中心にシステムの設計から構築、運用までを一貫して手掛けており、クラウド 1,600社、超高速開発による基幹システム構築 360社、セキュリティ 1,000社の実績があります。
お客様の環境に合わせた最適なITシステムを、クラウド、超高速開発、セキュリティ、データ連携等を活用し、企業のDX実現と経営変革に貢献します。

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